ピンチのとき、選択肢に迷う場面があります。
たとえば「Aも良い。Bも良い。どちらも良い方法で迷う」という場面です。
それぞれが良い選択肢の場合、どちらにしようか迷って仕方ないときがあるでしょう。
あるいは、メリット・デメリットを比較した結果、どちらも同じということもあるはずです。
どちらも似たり寄ったりだと、なおさら迷います。
方法が見つからなくて悩まされることもあれば、逆に良い方法が複数見つかって、選ぶのに悩まされることもあるものです。
そんなときに言えることは、ただ1つです。
「迷って仕方ないときは、どれを選んでも正解」ということです。
「迷って仕方ない」ということは「ほとんど差がない」ということです。
差があったとしても、微々たる誤差の範囲であり、無視できる程度といえます。
つまり「ほぼ同じ」ということです。
したがって、どちらにしようか迷って仕方ないときは、どちらを選んでも正解ということになるのです。
こうした場面でも一番NGなのは、延々と迷い続けて貴重な時間を失ってしまうことです。
ぐだぐだ迷う時間が一番無駄です。
あらゆるリソースで最も貴重なのが、時間です。
時間だけは、一度失ったらそれが最後であり、どうやっても取り返せません。
もたもたしていると、あっという間に時間が過ぎます。
特に完璧主義者は100点を求める傾向があるため、判断の場面で多くの時間を費やす傾向があります。
迷ってばかりで決められず、多くの時間を失うと、ろくなことになりません。
機を逃してしまい、うまくいく方法もうまくいかなくなります。
迷って仕方ないときは、どれを選んでも正解なのですから、さっと決めてしまいましょう。
なかなか決められないなら、適当な方法で決めるのも悪くありません。
くじ引き、サイコロ、じゃんけん、コイントス、鉛筆転がし。
自分で決められないなら、神様に決めてもらえばいいのです。
この考え方は、選択肢が2つの場合だけでなく、3つ4つなど複数がある場合も同じです。
迷って仕方ないときは、どれを選んでも正解なのです。