十分な時間がないときは、絶望を感じます。
「試験まで時間がない!」
「試合まで時間がない!」
「締め切りまで時間がない!」
時間がないからといって諦めないでください。
まだダメと決まったわけではありません。
あくまで残り時間が少ないだけのこと。
悪い妄想を膨らませて、悲観しないことです。
たしかにぎりぎりで切羽詰まった状況かもしれませんが、まだ時間はあります。
逆転の可能性も残っています。
人は、時間がないとき、特別な力を発揮します。
頭が高速で回転します。
異常な集中力を発揮できます。
疲れていても感じなくなり、眠気があっても吹き飛びます。
「火事場のばか力」という言葉があるように、人は切羽詰まったぎりぎりの状況になると、ストッパーが外れます。
その瞬間、自分でも驚くような、すさまじい力を発揮するのです。
時間がなければ、タイムプレッシャーを生かしてください。
普段なら時間がかかることでも、緊張感を持って集中して打ち込めば、普段より早く片付きます。
普段の2分の1の時間で終わらせられることも少なくありません。
点差が開いていても、人並み外れたパワーが発揮され、逆転できる可能性があります。
優れたアイデアも、時間がないときにひらめきます。
漫画家は、時間に追われる状況を生かすことで、たくさんの面白いアイデアを生み出してきました。
頭をひねってひねってひねりまくり、制限時間ぎりぎりまで諦めないことで、良いアイデアがぱっと浮かぶのです。
時間がないときは「特別な力を発揮できるチャンス」と考えましょう。
「絶対できる!」「必ず間に合う!」「やればできる!」と信じることが大切です。
そうすれば、間に合います。
自分でも信じられないような力が発揮され、奇跡が起こるのです。