ピンチの場面では、叱られることがあります。
普通に叱られるのではなく、こっぴどく叱られるのです。
相手は鬼の形相で厳しい言葉を放ってきます。
「ばか野郎」と大声で怒鳴られたり「何てことをしてくれるんだ!」と言われたりします。
そこまで言うかと思うくらい、厳しい叱責を受けることもあります。
叱られて嬉しい人はいません。
叱られるのは誰でもつらいもの。
どっと落ち込んだり、自己嫌悪になったりします。
涙を抑えられず、泣いてしまうこともあるものです。
しかし、叱られるからといって、そこから逃げないことです。
「ピンチを乗り越えるプロセスの1つ」と考えましょう。
そして「叱られに行く」という姿勢でいきましょう。
叱られるときは、きちんと叱られたほうがいいのです。
叱られることから逃げていると、ますます相手は腹を立て、ますます叱られます。
叱る人を恨まないことです。
叱られる側はショックかもしれませんが、それだけの迷惑をかけてしまったのですから、叱責を受け止めることが大切です。
そして謝罪も忘れません。
叱られるようなことをしたのですから、誠実に謝罪することが必要です。
言い訳をしたくても、しません。
事情を話す必要があるなら、嘘はつかず、正直に話しましょう。
正直に話したほうが、気持ちも早く楽になり、問題も早く解決します。
叱ってくる人は、永遠に叱り続けることはありません。
叱るだけ叱ったら、いずれ静かになり、立ち去ります。
どんな嵐も、いずれ去っていくのと同じです。
嵐のあとは、すがすがしいほどの平穏が訪れます。
悪い点を指摘されたら、改善すればいいだけです。
客観的に見ると、無料で改善点を教えてもらえている状態です。
これほどありがたいことはありません。
きちんと改善すれば、前より良い状態になり、レベルアップします。
叱ってくれた人に感謝の気持ちが湧いてくるはずです。
叱ってくる人は、鬼のように見える神様なのです。