出世に欠かせないのは「自分を振り返る習慣」です。
最初から完璧にできる人はいません。
人は誰でも間違えます。
いつの間にか失礼な発言や態度をしてしまうことがあるでしょう。
自分では普通でも、相手にとっては不快や迷惑を感じることがあります。
自分を振り返ることがないと、自分の行いに悪いところがあっても気づけません。
明らかに悪いところなら自分でもわかりますが、ちょっとしたことならなかなか気づきにくい。
自分の悪いところは親切に誰かが教えてくれるとは限りません。
みんな、自分のことで忙しくて余裕がありません。
あなたに悪いところがあっても、なかなか指摘してくれないでしょう。
人を不快にさせる言動があっても気づくことがなければ放置となり、改善されることがありません。
その後も無意識のうちに不快や迷惑を与えることになるでしょう。
いつの間にか嫌われたり評価が下がったりすることほど恐ろしいことはありません。
そこで大切なのが「自らの行動を振り返り、改善する習慣」です。
発言や行動の後「これで本当によかっただろうか」と振り返り、自分を評価します。
気になる点や直したほうがいい点が見つかれば「次からはこうしよう」と改善に取りかかりましょう。
「今の態度はちょっと荒っぽかったな。次からこんな態度を心がけよう」
「今の発言は誤解を招きやすいな。次からこんな言い方を心がけよう」
「一応うまくいったけどベストとは言えないな。次からはこんな方法で進めてみよう」
自らの行動を振り返り、改善できる人は、自らが「先生」となるためどんどん成長していけます。
いつの間にか人を不快にさせることがあっても、自分を振り返る習慣があれば、きちんと気づけます。
さっと謝ることができるので、大きなトラブルに発展することがなくなります。
人に指摘されるとむっとすることはあっても、自分で自分を指摘するならすんなり受け入れられるでしょう。
おっくうな改善も「自分の成長のためだ」と思えば、前向きに取り組めるはずです。
たとえまだトラブルが起きていなくても、潜在的な問題点に気づくことで、未然の防止ができるようになります。
自らの行動を振り返ることは「気づき」を得るうえで重要です。
自分の悪いところは、自分が先生となって気づくのがベストです。
ちょっと足を止めて振り返る時間が、素晴らしい気づきをもたらし、成長へとつながります。
自らの行動を振り返り、改善できる人が、出世するのです。