「デスクワーカー」と「アスリート」という2つの言葉があります。
デスクワーカーとは、事務や執筆など、机に向かってする仕事をする人のことをいいます。
座っている時間が長く、体を動かすことが少ないのが特徴です。
アスリートとは、運動選手のことをいい、特に陸上競技選手のことをいいます。
立っている時間が長く、体を動かすことが多いのが特徴です。
デスクワークはじっと座っているイメージがある一方、アスリートはしっかり体を動かしているイメージがあるでしょう。
表向きだけ見れば、デスクワークとアスリートは住む世界が違うように見えるでしょう。
真逆の存在に思えますが、実はここに意外なつながりがあります。
「私の仕事はデスクワークだから、アスリートのようなライフスタイルとは無縁だね」
そう思っているなら誤解です。
デスクワーカーであっても、アスリートの意識が必要です。
デスクワーカーでも、ハイパフォーマンスを発揮するためには、アスリート同様の意識が求められます。
アスリートがハイパフォーマンスを発揮するには体調管理が必要ですが、これはデスクワーカーも同じです。
十分な睡眠を取り、風邪には注意して、お酒はほどほどにして、安定した体調を整えます。
息抜きやストレス発散も欠かせません。
きちんと体調が整っているからこそ、きちんとデスクワークをこなせます。
アスリートは体が資本ですが、デスクワーカーも体が資本です。
デスクワーカーも、アスリート同様、筋トレや有酸素運動が欠かせません。
普段から体を鍛えていれば、ハイパフォーマンスでがっつり仕事に打ち込めます。
思考力が研ぎ澄まされ、集中力を発揮でき、質の高い仕事ができます。
体が鍛えられていると、メンタルも向上して、ストレス耐性も強くなります。
強靱な肉体があれば、長時間の仕事や徹夜にも耐えられるでしょう。
ここ一番では底力を発揮できます。
アスリートがパフォーマンスを発揮するためには食事管理が必要ですが、これはデスクワーカーも同じです。
私たちの体は食べたものからできています。
特に体を作る材料であるタンパク質はしっかり取ることが大切です。
栄養価の高い食べ物を取ることで、健康的な肉体が出来上がります。
食品に偏りが出ないよう意識して、栄養バランスにも注意します。
また、おいしいものを食べれば元気が出て、仕事へのやる気につながります。
このように、デスクワーカーとはいえ、アスリートと同様の心がけが求められます。
アメリカの一流ビジネスマンは、早朝に起きたらまずスポーツジムに行きます。
また夜が明けて間もないうちからいきなり運動です。
ランニングマシンでたっぷり走って一汗をかきます。
朝から運動で汗を流すのは、結局のところデスクワークのためです。
一流のビジネスマンは、高い判断力と思考力が要求されます。
高度な思考と判断力が要求されます。
うっかりミスが何億円もの損失を出すことも珍しくありません。
始業時間からしっかりデスクワークに取り組めるよう、あらかじめ運動で汗を流しておき、思考を明瞭にしておくのです。
結果として、素晴らしいスタートダッシュが実現でき、1日全体の仕事がはかどります。
「私はデスクワークだから、アスリートの意識は必要ないね」と思っているなら、大きな誤解です。
ハイパフォーマンスが要求されるのは、アスリートもデスクワークも同じことです。
結局のところ「自己管理」という点では、デスクワーカーもアスリートも同じです。
デスクワーカーもアスリートも、プロになればなるほど、ハイレベルの自己管理が求められます。
お金や手間暇のかかることですが、本気で仕事をこなしたいなら惜しまないことです。
むしろお金や手間暇をたっぷりかけるのが正解です。
デスクワークであっても、アスリートの意識を持つことです。
体を動かすことの少ないデスクワーカーであっても、アスリートの意識は必要です。