あるところに、大変な仕事に苦しんでいる人がいました。
「ああ、苦しい、つらい、嫌だ……。でも、やらなければいけないことだから頑張ろう」
口角は下がり、眉間にはしわが寄り、唇を噛み締めていて、なかなか苦しいそうです。
苦しい表情を見せつつも、自分にむちを打ち、とりあえず目の前の仕事を頑張っていました。
ところが、そんな苦しい人の隣には、真逆の人がいました。
「苦しいときこそ笑顔だ!」
そう思って、明るい笑顔で仕事に取り組んでいます。
もちろん本音は苦しいのですが、それを表に出しません。
苦しくても、表情だけは明るくしようと心がけています。
仕事内容は同じなのに、表情は正反対です。
とても同じ仕事をしているとは思えません。
笑顔を絶やさず、ばりばり仕事をこなしていて、楽しみながら取り組んでいます。
さて、あなたに質問です。
この2人を見たとき「かっこいい!」と思うのはどちらでしょうか。
こう聞くと、誰もが「苦しいときこそ笑顔になる人」と答えるはずです。
きっとあなたも、苦しいときこそ笑顔になる人に、かっこいい印象を受けるのではないでしょうか。
最終的に仕事がうまくいく予感すらするから不思議です。
苦しいときこそ笑顔になる人は、ポジティブや負けん気が感じられるため、それがかっこよく映るのです。
苦しいとき、どんな表情をしますか。
苦しいときなら、苦しい表情になるのが普通でしょう。
口角が下がったり、眉間にしわが寄ったり、唇を噛み締めたり。
鬼のような形相を見せる人もいるかもしれません。
しかし、そこで苦しい表情をしたら普通です。
かっこよく仕事をしたいなら、ぜひ笑顔で取り組みましょう。
笑顔は、やる気と元気を生み出します。
苦しいときでも笑顔になれば、明るい気持ちになるのはもちろん、力が湧いてパワーアップに恵まれます。
底力が湧いて踏ん張りが利くようになり、苦しい困難も乗り越えやすくなるのです。
笑顔には、運とチャンスを引き寄せる力もあります。
明るいゆえに、声をかけられたり手伝ってもらえたりする機会も生まれます。
自分の中の常識を変えましょう。
苦しいとき、苦しい表情をするのではありません。
苦しいときこそ笑顔がベストです。
苦しいときこそ笑顔になる人には、明るい未来がやってきます。
あなたの表情が、今後の未来を決めるのです。