あなたは残業をしたいほうですか、したくないほうですか。
世の中には、お金目当てで残業をしたがる人がいます。
もちろん「残業代で稼ぐ」という選択肢が悪いわけではありません。
残業代は、通常の労働時間より割り増しです。
法定外残業は、労働基準法で25パーセント以上の割増賃金を支払うことが義務づけられています。
単純に言えば、残業をすればするほど月収も増える計算です。
稼ぐために好き好んで残業をする人が少なくありません。
使命感に燃えていて、仕事の責任を果たすために、残業をいとわない人もいるでしょう。
残業代で生活が助かっているという人がいるのも事実です。
だからといって安易に残業をするのは要注意です。
残業をすればするほど、自分の時間が失われます。
お金は稼げても、貴重な時間を失っていることに気づくことです。
繁忙期やトラブル対応のときなど、残業をしなければいけないときもありますが、残業はないに超したことはありません。
残業は、時間内に目標を達成できなかった人が受けるペナルティーです。
放課後の居残りと同じことであり、褒められたことではないのです。
そもそも人は、長時間労働ができるように作られてはいません。
人は、ロボットではなく、生身です。
残業をしたところで、生産性が落ち、ストレスもたまり、無駄な時間も増えるばかりです。
忙しい時期の残業は仕方ありませんが、無意味な残業はしないのが無難です。
周りにいる人に合わせて会社に居残る必要はありません。
付き合い残業ほど無駄なことはありません。
惰性で残業をしているなら、さっさと定時で帰ることです。
残業代目当ての残業なんてしないことです。
時間はお金より貴重なのですから、時間でお金を買うのは損をしていることになります。
当然ですが、サービス残業は言語道断です。
残業代がつかないうえ、自分の時間も失っていることになり、会社の奴隷になっているだけです。
一度しかない人生を、会社の奴隷として捧げないことです。
「残業はしない。定時で帰る」と決めてください。
仕事がたくさんあると定時まで間に合わないように思えますが、実際は違います。
残業をしないと決めると、限られた時間内で結果を出さなければいけなくなります。
定時までに仕事を終わらせる必要に駆られるため、工夫を凝らすようになります。
仕事の集中力が高まったり、無駄な作業を省いて仕事の効率が上がったりするのです。
以前より生産性が高まるうえ、定時で帰れるようになって自分の時間も作れるのです。