コミュニケーションに悩みを抱えている人がいます。
「相手の話がなかなか頭に入って来ない」
「相手の話を聞いてもすぐ忘れる」
そんな人によくあるのは「うなずかずにじっと聞く姿勢」です。
相手のほうに体を向け、きちんと話に耳を傾けてはいるのですが、肝心の相槌がありません。
ひたすらじっと聞くだけになっています。
うなずくことがないのは要注意です。
うなずかずに聞いていると、なかなか相手の話が頭に入ってきません。
聞き流すような聞き方になってしまいます。
頭に入ったとしても、すぐ忘却のかなたです。
相手は「話が理解されていないのだろうか」と、だんだん不安になってくるでしょう。
これでは話が盛り上がる話も盛り上がりません。
コミュニケーションが深まりにくくなり、どんどん会話のトーンが下がっていくのです。
うなずく行為は、受け入れる行為です。
うなずきながら話を聞くことで受け入れる意識が高まるため、話の吸収力がアップします。
うなずくことで首回りの運動神経も刺激されるため、記憶力がアップするのです。
ちょっと首を縦に振るだけのことですが、コミュニケーションには大きなメリットをもたらします。
コミュニケーションが上手な人は、うなずきながら話を聞く姿勢があります。
相手の話に合わせて「うんうん」とうなずくので、話がすっと頭に入り、会話も盛り上がるのです。
相手の話に合わせて「うんうん」とうなずくだけでいいのです。
これだけで話の吸収力・記憶力は格段にアップします。
うそだと思うなら、実際に試してみるとわかります。
「うなずかずに話を聞くパターン」と「うなずきながら話を聞くパターン」を比べれば、吸収力・記憶力の違いを実感できます。
これは学校の授業でも活用できます。
授業中、先生の話をじっと聞くだけになっているなら、うなずきながら話を聞いてみるといいでしょう。
頭に入りやすくなって覚えやすくなります。
成績の良い人は、うなずきながら先生の話を聞いているのが特徴です。
成績が良いからうなずくのではありません。
うなずくから成績が良くなるのです。
話の吸収力だけでなく、記憶力までアップするのですから、実践しない手はありません。
無意識に行っている人もいるかもしれませんが、あらためて意識しておくといいでしょう。
動きは小さくても、コミュニケーションのメリットは大きいのです。