どん底にいるとき、ぜひ撮ってほしいものがあります。
自分の写真です。
覇気のない顔をしているでしょう。
目が死んでいて、ひどい表情をしているでしょう。
涙が枯れるまで泣いて、目が赤く腫れているかもしれません。
それでもいいのです。
見苦しい顔でもOK。
最低最悪の顔でもOKです。
それもまた「ありのままの自分」です。
最低最悪のときであっても、自分の写真を撮っておいて、きちんと記録に残しておくことです。
どん底にいるときも、人生の1ページであることに変わりありません。
事実の1つとして、記録に残しておくこと。
これはこれで「良い思い出」です。
写真を撮るだけですから簡単です。
力が出ないかもしれませんが、シャッターボタンを押すだけですから一瞬です。
元気になってから写真を振り返ると「このときは最悪だったなあ。今はすっかり元気になったなあ」と思えます。
つらい時期を乗り越えた自分を再確認できます。
そのときは最悪の表情に見えても、元気になってから振り返ると、なかなか味わい深い表情に見えるものです。
見苦しい顔にもかかわらず、不思議と愛らしく思えるでしょう。
どん底のときの自分は、どん底にいるときしか撮れません。
もたもたしていると、どん底から抜けてしまうので、早めに撮っておくのがおすすめです。
大事なシャッターチャンスですから、きちんと写真に撮って、残しておきましょう。