執筆者:水口貴博

勧誘をうまく断る30の方法

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自意識過剰は自分だけ。みんな、あなたのことは気にしていない。

自意識過剰は自分だけ。みんな、あなたのことは気にしていない。 | 勧誘をうまく断る30の方法

勧誘に弱い人には、八方美人という共通点があります。

勧誘につい引っかかってしまう人は「誘いを断ると相手に悪い」「嫌な人だと思われたくない」というようなことを考えています。

つまり、人の目をとても気にしているのです。

四方八方からの人の目を気にして、自分でコントロールする人生ではなく、他人にコントロールされる人生を歩んでいます。

人からの印象を下げたくないから、NOと断ることができずに、ついYesと答えます。

八方美人になり、そうして自分がダメになってしまうのです。

では、なぜ八方美人になってしまうのでしょうか。

それは「孤独になることが怖いから」です。

私は、中学生のころ、典型的な八方美人でした。

先ほど書いた「誘いを断ると相手に悪い」「自分は嫌な人だと思われる」という話は、実は以前の私のことです。

中学生のころ、友人から嫌われ、寂しい思いをすることが怖かったため、他人の話に合わせ、みんなと同じ行動をしていました。

嫌われることが怖かったため、いつも人の顔色ばかりを伺っていたものです。

私が私をコントロールしているのではなく、みんなに合わせて私も合わせるといった感じです。

コントロールしているようで、実はコントロールされているような感じです。

そのため自分でも自分の好みがよくわからなくなり、いつも道を踏み外していました。

ですが、ある転機が訪れます。

みんな、自分のことなど気にしていない事実に、ふと気づくのです。

自分のことを思っているのは実は自分だけで、ほかの人は私のことを見ていなかったりします。

たとえば、修学旅行の写真です。

修学旅行では、一同がそろって写真を撮る記念撮影がありますよね。

みんなで撮った写真にしても、写った写真の中で注目している人物は自分の顔ばかりです。

「変に写っていないかな」

「おかしく写っていないかな」

自分の写真の写り具合ばかりを気にします。

大勢が写っている写真ではありますが、自分の顔しか見ていないし、気にしていないのです。

ほかの人の写り具合など、知らないふりです。

むしろほかの人の写り具合は、いつも自分よりよく見えます。

実際、そう思っている人は自分だけでなく、みんなも同じなのです。

ほかの人も同じように「変に写っていないかな」「おかしく写っていないかな」と自分の顔ばかりを気にしています。

他人の写り具合は、おまけ程度です。

少しでも自分の写真写りが悪ければ「変な人だと思われる。もうダメだ」と思います。

しかし、ほかの人は気にもしていないし、見てすらもいなかったりします。

みんな、自分の写り具合の鑑定に必死なのです。

あなたもきっと同じことでしょう。

嘘だと思うなら、みんなで一緒に撮った修学旅行の写真を取り出してみましょう。

最初に見る人物は、自分のはずです。

一番注目し、気になる人物も自分のはずです。

そのうえ、ほかの人の写りぐあいが多少悪くても、気にしないはずです。

自分のことではなく、人ごとだからです。

関係ないからです。

それはあなたに限らず、ほかの人も同じことなのです。

みんな自分のことだけしか注目しておらず、自分が見られていると思っているのは自分だけだったりするのです。

大きな勘違いを1人勝手に思い込み、自分で自分を縛り付けていただけです。

勧誘をうまく断る方法(11)
  • 自分は見られていない事実に、気づく。
一度ひどい経験をして、バネにする。
実際の経験ほど、勉強になることはない。

勧誘をうまく断る30の方法

  1. うまく断ろうとするから断れない。
    下手に断ろうとすると断れる。
  2. うまく断ろうとすればするほど、言葉に詰まる。
  3. 嫌われたくないから断れないだけ。
  4. 誘いをうまく断れる人ほど、嫌われてもいいと考えている。
  5. 余分な言葉は、余計な一言。
  6. はじめの印象が、最も肝心。
  7. 目を合わせないほうが、うまく断れる。
  8. 口下手な人は、無視で誘いを断ればいい。
    話す必要などない。
  9. 街角の勧誘には、足を止めないこと。
  10. 町でもらえるチラシやティッシュには、手を出さないこと。
  11. 自意識過剰は自分だけ。
    みんな、あなたのことは気にしていない。
  12. 一度ひどい経験をして、バネにする。
    実際の経験ほど、勉強になることはない。
  13. チャイムが鳴って、すぐドアを開けてはいけない。
  14. 一人暮らしが間もないころは、誘いを断る免疫が弱くなっている。
  15. 長年の一人暮らしを経験している人は、人一倍誘いに強い。
  16. 言いにくい言葉を、他人を通して伝える。
  17. 話しかけられても、振り向いてはいけない。
  18. YESともNOとも答えてはいけない。
    「興味がない」で十分。
  19. とにかく相手にしないこと。
    相手にすると、火に油を注ぐことになる。
  20. 断れば関係が終わる人とは、早く終わらせたほうがいい。
  21. 会うから断りにくくなる。
    会わずして断ることができればいい。
  22. 嫌われることが、正しい道のときもある。
  23. 断るときに見る顔は、他人の顔色ではなく、自分の顔色。
  24. 「自分らしい生き方をしたいから」という理由で断る。
  25. 気が進まないなと思ったときには、断ったほうがいい。
  26. 「自分の道を進む力」とは「断る力」である。
  27. やめるなら、できるだけ早く行動することがポイント。
  28. 自由を手に入れるために断ろう。
  29. 人一倍誘惑に弱い人は、誘惑の多い場所へ行かなければいい。
  30. たくさんのNOの中に、ようやく見つけたYESがある。

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