執筆者:水口貴博

才能を磨く30の方法

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自分らしくやることが、一番能力を発揮できる。

自分らしくやることが、一番能力を発揮できる。 | 才能を磨く30の方法

才能は常に自分が発揮するものであり、他人が発揮するものではありません。

自分の中に眠る能力を引き伸ばしていくためには、その答えも自分の中にあると考えましょう。

自分のスタイルは個性を引き出し、能力を最大限に発揮することができるようになるためのキーポイントです。

他人と自分の方法のどちらがいいのかといえば、必ず自分の方法のほうが自分には合っているのです。

ほかの人は「この方法のほうがいい」「あの方法のほうがいい」と聞いてもいないアドバイスを始めます。

たしかに中には参考になる方法もあります。

一度話を聞いて「これはいい!」と思えば自分の中に取り込み「自分には合わないな」と思ったときには不採用にすればいいのです。

とにかく自分なりの方法を見つけ「自分スタイル」を確立することです。

他人の話は参考程度にとどめ、最終的な決定と行動は、すべて自分でやっていくのです。

そうしなければ「個性」を発揮できないからです。

私はいつも作業をするときには「自分のスタイル」を土台にして考えるようにしています。

時間的に短縮できたり、ストレスが少しで済んだりする方法などありますが、私は「自分に合ったスタイル」を優先しています。

自分のスタイルにあっていなければ体が拒否反応を起こし、なかなか行動しづらくなります。

たとえばもともと私は、体を動かすのが速く、そのため行動も同じく速めになっています。

生まれつきの性格で、普段からスピードを出してしまうのです。

小学校中学校では特に努力をしてもいないのに校内で一番走るのが速く、キーボードを打つ速さも速めです。

話す速さも早口口調で、HAPPY LIFESTYLEの文章も速さ重視で書いています。

この性格のために友人とすれ違うこともしばしばです。

友人からは「せっかち」とよく言われます。

約束をするときも「いつにする?」という話になれば、つい私は「今から」と言ってしまいます。

友人はそれを聞いて「それはちょっと……」と眉をひそめ、乗り気ではありません。

私としては「今からが一番いい」と、本当に心からそう思っているので言っているだけです。

友人はどうしても1週間後のほうがいいと言いますから「じゃあ、1週間後ね」と仕方なく言い、その場を立ち去ります。

時は経ち、実際に1週間後になると、私の気持ちは案の定、当の昔に冷めてしまっていてやる気が起きません。

うすうす私はこの状態になるだろうと予感していましたが、実際にそのとおりになってしまいました。

友人にはちょうどいい気分になっているようですが、一方で私は白けてしまっているのです。

こうしたすれ違いを何度も経験していくと「自分らしく動くには1人が一番。最も自分を発揮できる」と思ったものです。

人によって性格も違い、当然方法もスタイルも変わってきます。

私は文章を書くのも速いのですが、正確さより速さ優先で書いています。

というより、元から備わった性格上、速さ優先でしか書けないからです。

約束の例と同じように、時間が経ってゆっくりやってしまうと、気持ちが覚めてしまい文章が書けなくなります。

何を書こうとしているのか、忘れてしまうときだってあります。

ときどきお客さまから誤字脱字が多いという指摘を受けます。

たしかに書くスピードを上げているので字の間違いはあります。

しかし、書くスピードを遅くしてしまうと、書きたいモチベーションが下がってしまうのです。

誤字脱字のチェックどころか、書きたい気持ちが消えてしまうのです。

そこで、自分の方法を貫くことにしました。

それが一番私らしい能力を発揮できるからです。

自分にはこの方法が最も自分に合っていて、実際にそうしているから最大限に能力を発揮できているのです。

スタイルは、10人いれば10とおりあり、あなたにも独自のスタイルがあります。

私がここに書いているたくさんの話も、すべてを丸飲みにするのではなく「参考」にしましょう。

「そうだな」と思うことがあればまるごと吸収すればいいし「自分には合わないな」と思うことがあれば無視すればいいのです。

「遅いほうが自分に合っているからいい」と言う人もいれば「のんびりやるのが自分に合っている」と言う人もいるでしょう。

誰かの言いなりになり、ほかの人の言葉に流されるのではなく、自分の方法で進めていくことです。

「自分スタイル」を早く見つけておきましょう。

「朝が弱い」「覚えるのが得意」「怒りっぽい」など、自分の性格を知り、自分に合った方法を早めに見つけるだけでいいのです。

自分に合った方法が、一番個性を発揮でき、最大限に才能を発揮することができるのです。

才能を磨く方法(13)
  • 自分のスタイルを、確立する。
人目、体裁、見栄を考えると、本当の力を発揮できなくなる。

才能を磨く30の方法

  1. 恵まれた環境は、才能を開かせる土台である。
  2. 環境は、自分で選択し、作り出していくことができる。
  3. 一番お金をかけるべきは、環境という基盤。
  4. 孤独も、大切な環境。
  5. 本ほど、自由度の高い先生はいない。
  6. アリでもない。
    キリギリスでもない。
    アリギリスになれた人が才能を発揮できる。
  7. 蓄積されたノウハウで、お金を回収できるようになる。
  8. 遊んでいることに否定的な親のもとでは、才能は発揮できない。
  9. 親の援助に頼らないと、勉強する大金は手に入れられない。
  10. お金の使い方がキーポイント。
    使い方しだいで、将来の姿が決まってしまう。
  11. 早い時期の失敗は、痛みが小さくて済む。
  12. 才能は、量の勝負でしかない。
  13. 自分らしくやることが、一番能力を発揮できる。
  14. 人目、体裁、見栄を考えると、本当の力を発揮できなくなる。
  15. 自分の才能に、3年くらい捨ててしまおう。
  16. 我慢とは、精神的苦痛のこと。
    何の蓄積にもならない。
  17. 素晴らしい手本となるような尊敬できる人物に出会う。
  18. 有名人の共通点は「一点豪華主義者」であるということ。
  19. 小さなリスクなら、迷わずやればいい。
  20. 夢を叶えるという欲求には、前提条件をクリアする必要がある。
  21. 本当の実力は、楽しんで身につけるもの。
  22. 小さく始めて、後から大きく。
  23. 夢を書いた紙を壁に貼る。
  24. できないことも、立派な結果の1つ。
  25. 諦めるから、夢が終わってしまう。
  26. 子どもの成長は、親からどのような教育を受けるかに大きくかかっている。
  27. 氷山の一角を出すために、大量の無駄を経験する。
  28. 努力は才能ではない。
    好きなことをやっていれば、自然と身につく。
  29. お金のためにやっている人は、失敗する。
  30. 才能の最終体系は、人の役に立てること。

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