「我慢します」と言うと「偉い! すごい!」と言われるのが日本人です。
日本人は「我慢」という言葉に美意識を持っているようで、我慢をすることが偉いことだと思っています。
しかし、実際の我慢は偉くもなんともなく、ただストレスがたまるだけで何の役にも立ちません。
むしろストレスや恨み、憎しみやいらいらがたまってしまうだけで、元気が失われてしまう避けておきたいことの1つです。
なぜダイエットがいつも失敗してしまうのかというと、我慢になっているからです。
無理やり自分を抑えて、我慢を重ね体重が減ったところで、本人がやつれて表情が悪くなれば、意味がありません。
モテたくてダイエットに挑戦した女性が、逆にやつれてモテなくなる現象です。
嫌いなことを我慢して無理をしていても、将来の武器になるかというとそうはなりません。
我慢をせざるを得ない状況にアレルギーができ、そんなことをさせている人も一緒に嫌いになります。
我慢をして才能が伸びることはありません。
我慢が蓄積につながりはしません。
むしろ不幸の連続となってしまうだけです。
「無理をする、我慢をする」をしていると周りからは「すごいね、偉いね」なんて言われるかもしれません。
しかし、そうした言葉に乗せられてむやみに我慢を続けても、大きなことは達成できないでしょう。
精神的苦痛は、その人の性格を歪ませ、不幸になり、表情も人生も悪くなってしまうだけです。
我慢を美化しすぎないことです。