行動を起こすとき、リスクとリターンがつきものです。
リターンを考えるときはリスクを考えなければいけませんし、リスクを考えるときもリターンを考えないわけにはいきません。
複雑そうに見えるこの2つも、シンプルに考えればいいだけのことです。
「リスクとリターンを数字に置き換え、リターンのほうが大きいなら迷わずやればいい」
ただこれだけのことです。
10回やって1回しか成功しないという確率であるとします。
10回に1回の成功が、9回分の失敗より大きなリターンであるならば、結果として得になるのですから迷うことはないのです。
たとえば営業です。
営業ではほとんどの訪問先で断られます。
中には「二度と来るな」と怒鳴られたり「厚かましい」と罵声を浴びたりすることもあります。
100件回っても、99件は断られるかもしれません。
だからとはいえ命までとられるわけでもないため、リスクは小さいものです。
99回の失敗があっても、1回の成功というリターンのほうが大きいですから、行動するのみという判断になります。
単純に行動量を増やして数を増やせば増やすほど、成功できるわけです。
リスクが小さくて見返りが大きいことをしていけば、自然と成功していくのです。