人間には5段階の欲求があるといわれています。
心理学者マズローの「マズローの5段階欲求説」によると、人間には5種類の欲求があり、段階的になっているとされています。
具体的にその5段階の欲求とは、次のようなものになります。
このように5種類の欲求があり、それぞれが順を追って段階的になっています。
最も特徴的なのは「前の段階の欲求を満たされていなければ、次の段階へと進めない」という点です。
たとえば、安全欲求にステップアップするには、まず「生理的欲求」が満たされていなければなりません。
食べるものに困り、死にそうなときには「安全」という欲求より食べて生き延びるための「生存」欲求が優先されます。
自分の命に困らず、十分な食料と睡眠を取ることができて、初めて「生存」が保障され、次に「安全」を求めるようになるのです。
安全を確保したい欲求が働くということは、すでに生存が保障されているということです。
この欲求は常に段階的であることを覚えておきましょう。
もし、あなたが今「愛情」を求めるということは、すでに「生存」と「安全」が満たされているということです。
「人から認められたい」「すごいと言われたい」と承認欲求があることは、生存・安全・愛情が満たされている証拠です。
最後の5段階目の実現欲求は最後の段階であり、この欲求が働くということは、前提の4段階をクリアしているということです。
もし「今は夢を叶えるどころではない」と思うなら、その前の段階のどこかでつまずいているということです。
こう考えることで、少なからず原因が見つけやすくなります。