エレベーターを使うか、階段を使うか。
それが問題です。
ビルでフロアを移動する際、無条件にエレベーターを使っていませんか。
目の前にエレベーターがあるなら、特に深く考えることなく、エレベーターを選ぶ人も多いでしょう。
もちろん一般的には、階段よりエレベーターのほうが早く移動できます。
到着したエレベーターに乗って、ボタンを押すだけで、目的のフロアに到着します。
「階段は疲れるから使いたくない」と思う人もいるでしょう。
「せっかくエレベーターがあるのだから使わないと損」と思う人もいるでしょう。
移動するフロアが離れているなら、移動手段がエレベーターしかない場合があるのも事実です。
しかし「階段よりエレベーターのほうが早い」と考えるのは先入観です。
エレベーターに依存しないことです。
時と場合によっては、エレベーターより階段のほうが早い場合があります。
たとえば、行き先が1つ上のフロアの場合です。
1つ上のフロアなら、エレベーターより階段を使ったほうが早い場合があります。
エレベーターが来るまで時間がかかりそうなら、じっと待っているより階段を使ったほうがスムーズです。
肉体的に少し疲れるかもしれませんが、精神的にいらいらしなくて済みます。
エレベーターに行列ができていると、人数制限のため、1回では乗り切れない可能性もあります。
エレベーターがやってきても、満員のため、見送らなければいけないときもあります。
2つや3つ上のフロアの場合でも、エレベーターより階段を使ったほうが早い場合もあります。
階段を使って歩くと少し疲れますが、デメリットとは言い切れません。
考え方によっては「時間の節約」「ストレス発散」「気分転換」というメリットになります。
疲れたとしても「いい運動になる」と思えば、ポジティブに変わります。
上手に時間を使うためには、きちんと足を使うことです。
どんなときでもエレベーターを使いたがるのは、エレベーター依存に陥っている状態です。
当たり前の行為でも、気づかないうちに時間を無駄にしていることがあります。
無条件にエレベーターを使うのではありません。
時と場合に応じて、階段とエレベーターを使い分けるといいでしょう。