大切なのは、予定表を書き始めるタイミングです。
予定表を書き始めるタイミングといえば、正式に決まってからが多いでしょう。
決まる前に予定を考えても、実現するとは限りません。
後から話が没になれば、余分な苦労になる可能性もあるでしょう。
しかし、予定表は、決まる前に書き始めていい。
「決まる前に予定表を書くのは早すぎるのではないか」
そう思うかもしれませんが、誤解です。
むしろ決まる前に書き始めるほうが効果的です。
予定表が、進路を最終決定する判断材料になるからです。
たとえば、就職と大学院の進学で迷っている状況があるとします。
はっきり進路は決まっていないので、具体的に予定を考えにくい状況です。
こんなときも、あれこれ迷うより、それぞれの予定を書いてしまえばいいのです。
就職したときの予定と、大学院に進学したときの予定を書きます。
わかる範囲で、できるだけ具体的に書いてみるといいでしょう。
それぞれの進路に進んだ場合のメリット・デメリットが比較できるようになり、進路を最終決定する判断材料になります。
引っ越しするかどうかで迷っていたとします。
まだ引っ越しすると決まっていなくていいので、予定表を書き始めてみましょう。
大まかでいいので、引っ越しの予定表を書き始めてみます。
いつごろ不動産に行き、いつまでに物件を決めて、いつ引っ越しを行うか。
予定表を書いていくうちにわくわくしてきて、実現させたい気持ちも湧いてくるに違いありません。
予定表を書くことで、現実化させる力が強くなるのです。
転職をするかどうかで迷っていたとします。
正式に転職が決まる前に、予定表を書き始めてみましょう。
まだ転職すると決まっていなくていいのです。
あくまで転職をする場合を仮定して、予定表を書いていきます。
予定表を書くにつれて、どんどん転職の話が具体的になります。
仕事を探し始める時期、仕事を辞める時期、新しい職場に入社する時期。
頭で考えただけでは気づかなかった、盲点が見つかることもあるでしょう。
結果として、仕事を辞める決断がしやすくなったり、転職のモチベーションが高まったりするでしょう。
予定表は、決まる前に書き始めていい。
「予定表は、正式に決まってから書くもの」という考えは先入観です。
予定表を書くタイミングに決まりはなく、完全に自由です。
少しでも可能性が頭に浮かんだら、さっそく予定表を書き始めましょう。
あたかもすでに決まったかのように書いてかまいません。
進路に迷っているなら、なおさら今すぐ予定表を書き始めるのが得策です。
予定表を書くことで、今まで見えなかった何かが見えるようになります。
心に変化が生じて、実現に近づくのです。