勉強や仕事をするとき、普通は座った姿勢で行います。
椅子に腰掛けているほうが疲れにくく、姿勢も安定します。
机の上に集中でき、勉強も仕事もはかどるでしょう。
もちろん座りながらするのもいいですが、デメリットもあります。
座っていると、リラックスできる反面、だらだらしやすい。
緊張感が緩んで惰性が働くと、集中を妨げることもあります。
あまりだらだらしていると、余計な雑念が湧きやすくなってしまうでしょう。
余計なことを考えていると、なかなか本来のスピードが出ません。
特に昼食後は要注意です。
うとうとしたりぼうっとしたりして、注意力が散漫になります。
座っていると、余計な惰性が働いて、スピードが遅くなりやすいのです。
スピードを上げたいなら、座るより立ってみることをおすすめします。
勉強でも仕事でも、座っているより立っているほうがスピードが出ます。
立つのは疲れますが、スピードという点ではメリットがあります。
立つという行為には力と緊張が必要です。
足腰の筋肉に力を入れなければいけませんが、その適度な刺激と緊張が脳の活性化につながり、スピードアップを促します。
立つだけで、だらだらした雰囲気がなくなり、きびきびした雰囲気になります。
座ってしていたことを、立ってしてみましょう。
たとえば、会議です。
立ちながら会議をすると、議題に集中しやすくなります。
無駄な雑談が減り、話もきびきび進行して、早く会議を終えられるでしょう。
本屋で立ち読みするとき、妙に読書がはかどるのは、立っているおかげです。
立っているときは、自然と速読ができるようになり、すらすら読めてしまいます。
音読をするときも、座ってするより立ってするほうが、頭がよく回転します。
立つという緊張感があるおかげで、脳が活性化して、音読の効果が倍増します。
昼食後、眠気が襲ってきたときも、立ちながら仕事をすればいい。
立つという運動と緊張によって自然と眠気が取れて、思考が明瞭になります。
勉強も仕事も「座ってする」というのは先入観です。
立ってするだけで、時間あたりの密度が濃くなります。
いつでもどこでもできる方法ではありませんが、状況を許すなら、ぜひ試してみてください。
文字を書いたり絵を描いたりするときは座るしかありませんが、立ってできることなら、試す価値があります。
座ってすると、スピードが遅くなります。
立ってすると、スピードが速くなるのです。