あなたが部屋を掃除するのは、どんなタイミングですか。
定期的に掃除をしている人もいれば、ちりやほこりが目立ってから掃除を始める人もいるでしょう。
比較的に短い間隔で定期的に掃除をしているなら、まだいいのです。
毎日や3日に1回という短い間隔なら、部屋はきれいな状態を保っているでしょう。
注意したいのは、ちりやほこりが目立ってから掃除を始めるパターンです。
特に掃除のタイミングは決めず、ちりやほこりが目立ってから掃除を始める人もいるでしょう。
別にちりやほこりが目立ってから掃除を始めても、問題ないように思えます。
たしかに掃除は面倒くさい。
掃除とはいえ、なかなか時間と労力を使います。
「まだ大丈夫」
「まだちりもほこりもたまっていない」
「掃除はもう少し後でもいい」
あまり手間暇をかけたくないので、ちりやほこりが目立ってから掃除をするのもいいような気がします。
しかし、ここに誤解があります。
最後の掃除から1週間が経過しているなら、イエローカードです。
「まだ汚れていない」「見た目はきれい」と思うかもしれませんが、騙されたと思って掃除を始めてみてください。
きっと面白い現象が起こるでしょう。
「おや。こんなにちりで汚れていたのか」
「わっ。意外とほこりがたまっているなあ」
掃除を始めると「まだきれい」と思っていたはずの部屋が、実は意外と汚れていたことに気づくでしょう。
ちりやほこりの一つ一つは、ミリ単位・マイクロ単位のため、肉眼で見るのは難しい。
ちりやほこりが、集まって固まって山になってから、肉眼で見えるようになります。
肉眼で見えるということは、すでに部屋のあちこちにちりやほこりが舞っているでしょう。
すでにほこりの舞った空気を吸っているでしょう。
いつの間にか、ちりが口の中に入っているかもしれません。
布団やソファーでは、ダニが繁殖している可能性もあります。
つまり、ちりやほこりに気づいてから掃除を始めるのでは遅すぎるのです。
見た目に騙されてはいけません。
ちりやほこりが目立ってから掃除をするのは要注意。
部屋は1日経つだけで変わります。
見た目はきれいに見えても、ミクロの世界ではちりやほこりがたまりつつあります。
「まだ部屋はきれい」と思っているときだからこそ、掃除を始めましょう。
掃除をして、ようやく部屋が汚れていたことに気づくのです。