今、正しい人生を送れても、一生安心とは限りません。
今は問題なくても、時間が経つにつれて、どんどん方向がずれることがあります。
そんなときに役立つのが「人生の定期検査」です。
車には定期的に検査があるように、人生にも定期的に検査が必要です。
人生の定期検査は簡単です。
5つの質問を自分に問いかけ、反省と改善を心がけるだけでOKです。
次の5つの質問を通して、自分の生き方や生活態度を振り返ってみてください。
この5つの質問は、健全な人生に欠かせない要素を含んでいます。
実施タイミングに決まりはありませんが、定期的がいいでしょう。
たとえば、半年に1回、もしくは年に1回といったタイミングがいいでしょう。
定期的に自問自答すれば、人生の方向性がずれていても、早めに気づけます。
きちんと人生を楽しんでいるでしょうか。
もし楽しんでいないなら、どうすれば楽しめるか考えて、実行してください。
仕事の都合で、嫌な仕事やつまらない仕事をすることもあるでしょう。
嫌な仕事なら、どうすれば面白くなるか考えてみてください。
つまらない仕事なら、どうすれば楽しくなるか考えてみてください。
積極的に取り組めば、ストレスが半減して、早く仕事も片付きます。
すべてのストレスが悪いわけではありません。
ある程度のストレスは、適度な緊張感をもたらすため、プラスに働きます。
ストレスがあっても、楽しさがあるなら、ポジティブです。
健康的な生活の3大要素は「食事」「運動」「睡眠」です。
栄養バランスの取れた食事を送っているでしょうか。
定期的に運動を行い、ストレス発散ができているでしょうか。
十分な睡眠が取れているでしょうか。
忙しい日々を送っていると、なかなか不足や手抜きをしてしまいがちですが、どれも欠かせないポイントです。
もし余裕があれば、3大要素に「瞑想」を加えるといいでしょう。
何も考えない時間を作ることで、精神的な安定を促してくれます。
ごちゃごちゃした複雑な人生は、できるだけ避けておくのが賢明です。
時間やお金の浪費につながったり、余計なストレスを増やす原因になったりなど、悪いことばかり。
人生は、できるだけシンプルに整えておくのが賢明です。
部屋の中が散らかっているなら、掃除をしましょう。
いらないものは整理するより、処分しましょう。
「念のため」と思って取っておいても、物が増えるばかりで、部屋はどんどん散らかります。
数を減らす代わりに、質の高いものを持てばいい。
部屋の中がすっきりして、過ごしやすくなります。
人間関係も、シンプルが一番です。
いいように使われるなら、それは本当の友人ではありません。
不毛な友人がいるなら、少し距離を置いて、離れるといいでしょう。
人間関係の数を絞って、大事な人に集中したほうが、人生の質が高まります。
不要な契約があるなら、解約しましょう。
節約にもつながり、貯蓄もたまりやすくなります。
お金の管理が上達して、生活の見通しがよくなります。
何事も「シンプル」が一番なのです。
人がストレスに悩むのは、過去や未来について考え、余計な妄想をするときです。
過去を振り返って懐かしむことはあっても、くよくよするのはよくありません。
いくら過去を後悔したところで、1秒も戻ってきません。
未来を考えることはあっても、考えすぎるのはよくありません。
未来を考えすぎていると、不安や恐怖が出てきて、ストレスの原因になります。
私たちが生きているのは、常に「今」です。
人生では、過去や未来にとらわれず、今を生きているか確認しましょう。
今に集中して、今を素晴らしく過ごすことが、結果として素晴らしい過去と未来を作ります。
今を生きるうえで忘れてならないのは、行動です。
思うだけでは何も人生が変わりません。
現実を変えるのは、行動です。
後回しにするのは避け、できるだけ早めに取り組むようにしましょう。
難しい仕事なら、簡単なことから取り組めばいい。
勇気が必要なら、目をつぶって飛び込んでいけばいい。
お金が必要なら、お金がかからない方法で取り組めばいい。
行動、行動、また行動です。
「思いついたらすぐ行動」というくらいの行動力が大切です。
この5つを定期的に確認して、より健全な人生を歩みましょう。
どれも奥が深く、難易度もありますが、健全な人生を送るために欠かせないポイントです。
大変だからこそ、立ち向かう価値があると言えるでしょう。
100点満点を目指す必要はありませんが、少しでも近づけていきましょう。