勧誘や誘いをうまく断る人は、共通して「嫌われてもいい」という強い意志を持っています。
うまく断れるくらいですから、優しい心を持っているのだろうなと思われがちですが、実際は逆です。
嫌われてもいいと考えているから、結果としてうまく断ることができているのです。
うまく断れない人は、決まって「いい顔をすることが良いこと」だと思っています。
笑顔になりながら「考えさせてください」「親と相談します」と傷つけないような遠回しな言い方をしています。
この遠回しな言い方が、相手に余計な期待を持たせてしまうのです。
言い方が中途半端になっていると、相手は「もしかしたら」と期待をしてしまい、さらに強く迫ってくるようになるのです。
うまく断ろうとしたから、うまく断れないのです。
うまく断るコツは、難しいことではありません。
難しく考えるほうが、余計にうまく断れなくなります。
シンプルに単純に嫌われるような態度をすればいいのです。
それは発言、態度、表情です。
「見込みはない」という雰囲気を、体全体から出すことです。
ここが、うまく誘いを断れないあなたには、1つの壁になるでしょう。
今まで嫌われたくないと考えていただけに、嫌われてもいいと考えるということは180度正反対の考え方です。
しかし、実際の現実では、嫌われてもいいと考えている人ほど誘いをうまく断ることができていることは確かです。
断れる人の真似でかまいませんから、最初の1歩として「嫌われよう」という意識を持つことです。
まずは、ここから始まるのです。