ピンチのときの行動は、十分気をつけてください。
ピンチはぎりぎりの場面です。
もう後がありません。
野球で言えば、9回裏ツーアウト満塁、一打サヨナラという場面です。
1つのミスが致命傷になりかねません。
一言一句、一挙手一投足が重要です。
すでにハイリスクの状態で、余裕も少ないため、もはや1つのミスも許されない場面です。
取るべき行動を、慎重に考えましょう。
謝罪が必要なのか、調査が必要なのか、修正が必要なのか。
強行すべきか、キャンセルすべきか。
どういう段取りで進めていくか。
できなかったときの代替策はどうするか。
ピンチをチャンスに変えるアイデアはないか考えることも大切です。
状況を見極めたうえで、長期的な視点から適切な判断を下します。
時間がかかってもいいので、必要とされることを洗い出し、その正しい順番など、慎重に判断しましょう。
そして、ひとたびこれだと決めたら、次は大胆に動くことです。
「後からやろう」「時間ができたらしよう」「気が向いたら取りかかろう」はNGです。
悠長なことを考えていると手遅れになります。
スピード重視でアクションを起こしましょう。
臆することなく、胸を張って踏み出します。
謝罪が必要なら、きちんと謝罪します。
修正が必要なら、面倒であっても、きちんと修正します。
キャンセルが必要なら、キャンセルします。
キャンセル料がかかるなら、惜しい気持ちがあっても、きちんと支払います。
ピンチをチャンスに変えるアイデアが浮かんだら、即実行です。
うまい方法があるのなら、その実現に向けて全力投球です。
脇目も振らずとことん集中して、全力で取り組むことが欠かせないのです。
ピンチのときは「判断は慎重に、行動は大胆に」をモットーとしてください。
判断は慎重に行いますが、ひとたびこれだと決めたら、行動は大胆になることが大切です。