ピンチをチャンスに変えることに固執しないことです。
もちろんチャンスに変えられたらベストです。
まさしく理想的な解決策であり、地獄から天国に変わります。
マイナスからプラスに変えられれば、これほど素晴らしいことはありません。
しかし、チャンスに変える工夫やアイデアがすぐ浮かぶとは限りません。
いくら考えても良い方法が見つからず、四苦八苦することがあります。
ピンチをチャンスに変えることに方法に固執しないことです。
チャンスに変える方法が見つかるまで動かないでいると、じっとしたまま無駄に時間が過ぎます。
難しいピンチは、数学の難問を解くようなものです。
正解はあっても、解き方がわからないと、手の動きが止まったまま何時間も何十時間も悩み続けることになります。
解ける問題であっても、初見となると、解放の糸口さえつかめないことは珍しくありません。
チャンスに変えるに固執していると、貴重な時間が延々と奪われます。
タイムオーバーとなれば、乗り越えられるピンチも乗り越えられなくなるのです。
何が何でもチャンスに変えようとしなくていいのです。
理想はチャンスに変えることですが、あくまで理想です。
普通にピンチを乗り越えられれば良しと考えましょう。
いつまでも停滞が続くようなら、無難な策でもシンプルな策でもいいので、駒を前に進めるほうが得策です。
普通にピンチを乗り越える方法なら、すぐ浮かぶはずです。
謝罪する、修正する、キャンセルをする。
たいていはシンプルなアクションです。
チャンスに変える方法がなかなか見つからなければ、時間ばかりが過ぎていくため、見切りを付けることも大切なのです。