ピンチのとき、大切な精神があります。
「ダメ元の精神」です。
無理を承知でやってみるということです。
可能性が低いことは、トライしても無駄な試みに終わると思われがちですが、実際はわかりません。
ピンチを切り抜けたりチャンスに変えたりするためには、無理を承知でやってみることが欠かせません。
ダメで元々と思えば、気が楽になり、行動力が生まれます。
断れても、ショックや落ち込みが小さくて済みます。
たとえば、苦手な人の力を借りたい状況があるとします。
ピンチでは人の力を借りなければいけない状況があり、よりによって苦手な人がキーパーソンというケースがあります。
普段は仲が良くないので、協力をお願いしても断られるように決まっていると思われますが、実際はわかりません。
ピンチで困っていることを話したうえでお願いすれば、首を縦に振ってくれるかもしれません。
募集要項に年齢制限があり、自分は年齢が1歳だけオーバーしていて、条件から外れているとします。
年齢の条件が外れているからといって絶対ダメとは限りません。
「年齢は少しオーバーしていますが何とかなりませんか」と、無理を承知のうえでアプローチしてみることです。
熱意ややる気が伝われば、意外とOKをもらえるかもしれません。
可能性が低くても、ダメ元でチャレンジしてみることは大切です。
普通に失敗で終わると思われますが、実際はわかりません。
やってみると、意外とすんなりうまくいくことがあるものです。
これが積極性です。
無理を承知でやってみる姿勢になれば、行動範囲が広がります。
不可能が可能になり、思わぬ道が切り開けることがあります。
表向きの可能性に騙されないことです。
「たぶんダメだろう」「たぶん断られるだろう」と思われることでも、やる前から決めつけるのは良くありません。
何もしなければ可能性はゼロですが、下手でも不器用でもいいので動いてみれば、可能性はあります。
奇跡が起きるかもしれないのです。