ピンチ対応のモットーは「判断は慎重に、行動は大胆に」です。
判断は慎重に行います。
そして、いざ行動するとなったら、大胆に動きます。
しかし、人間は完璧な生き物ではありません。
慎重に判断したつもりであっても、途中で「これはおかしい。判断を誤った」と気づくことがあります。
ここでよくあるのが「見て見ぬ振り」という対応です。
誰でも自分の間違いは認めたくありません。
間違いを認めたくない気持ちが強ければ強いほど、見て見ぬふりをして、放置という対応になりがちです。
誤った行動を継続するのは良くありません。
どんどん間違った方向に突き進んでしまいます。
間違ったことをしていると、間違った結果が返ってきます。
これでは状況が改善されるどころか、どんどん悪い方向に向かっていくばかりです。
先へ進めば進むほど引き返す距離が長くなり、やり直しが大変になります。
途中で判断が誤っていたと気づいたときの対応は、どうするのがいいのでしょうか。
すぐ軌道修正に取りかかりましょう。
特別なことでも何でもなく、当たり前の対応です。
まずいったん足を止めることです。
どんな対応が良いのか、もう一度紙に書き出して、策を練り直しましょう。
今度こそ判断を誤らないよう、十分慎重に考えることです。
中断なら中断のお願いをして、変更なら変更のお願いをします。
中断や変更をするのは心苦しいかもしれませんが、行動を先延ばしにするのは良くありません。
面倒くさい気持ちや申し訳ない気持ちもあるかもしれませんが、強い心で振り切り、しっかり行動することです。
何事も早めが肝心です。
早めに軌道修正すれば、被害もダメージも最小限で抑えられます。