ピンチのとき、たっぷり時間があるという状況はまずありません。
むしろ逆に時間がない状況のほうが一般的です。
タイムリミットがあって、のんびりしていられません。
しかもかなり厳しいタイムリミットがあって、息つく暇もないほどです。
胸に手を当てると、心臓の鼓動が高鳴っているのがわかります。
時間に余裕がなくて、強いタイムプレッシャーの中でどうにか対処しなければいけません。
しかし、それはラッキーなことです。
時間がない状況だからこそ、いつもより一生懸命になれます。
すさまじい集中力を発揮でき、信じられないようなスピードが出ます。
時間がないから猛烈に頭が回り、猛烈に頭が回るから良い解決策が浮かびます。
ピンチをチャンスに変えるグッドアイデアも生まれます。
特別な力が発揮され、自分でも驚くような仕事を達成できることも少なくありません。
結果として、ピンチを乗り越えられるのです。
時間がなくていいのです。
むしろ時間がないことに感謝しましょう。
特別な力を発揮できる瞬間です。
一皮むけて、新しい自分に生まれ変わるチャンスです。
時間がないからといって、なにもできないと考えるのは早計です。
大切なことは「いかに集中するか」です。
短い時間であっても、高い集中力を発揮すれば、多くのことを成し遂げられます。
時間の問題ではなく、集中力の問題です。
タイププレッシャーを生かせば、奇跡が起きます。
時間がないことに感謝すれば、ピンチに対する見方も変わってきます。
人は、ピンチで追い詰められたとき、特別な力を発揮します。
ずばぬけた行動力も、ホームラン級のアイデアも、限られた時間の中で生まれるのです。