執筆者:水口貴博

成功者になる30の条件

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本、人、映画などの経験は、心の状態に応じて、受ける刺激が変わってくる。

本、人、映画などの経験は、心の状態に応じて、受ける刺激が変わってくる。 | 成功者になる30の条件

同じ本でも、ときを変えて読み返してみると感じ方が変わっていることがあります。

本から「何を学ぶか」は「いつ読むか」がポイントです。

同じことを書いている本でも、あるときには一番に刺激されることもあれば、またあるときには4番に刺激されるときもあります。

読む本人が、そのときにどんな悩みを抱えているかで、本から何を学ぶかのアンテナが変わってくるのです。

同じ本でも、読む時期を変えれば、同じでない本になるのです。

これは本だけに限らず、人や物や場所にも同じことが当てはまります。

私が、映画『蛍の墓』を見たときのことです。

これは戦時中、親を亡くした幼い2人の行く末を描いた物語です。

主人公の2人は、親も家もなくし、仕方なく親戚のおばさんのところへ泊まらせてもらいます。

そこで主人公の2人が楽しそうにピアノを弾くシーンがあります。

親戚のおばさんは「みんなが戦争で頑張っているというのに、のんきに歌なんか歌うのはやめなさい」と怒鳴りつけます。

まだ当時、小さかった私は「ひどいおばさん」と思い、主人公2人に味方していました。

それが、私が20歳を過ぎたくらいから、意識が現実的に変わります。

そのときにもう一度同じシーンを見ると、受ける刺激が違うのです。

私も、怒鳴った親戚のおばさんと同じ考えで「みんな、戦争で頑張っているのに」という考え方になります。

特攻隊に代表される国のために死んでいく軍人たちと比べれば、主人公の2人がピアノを弾いているシーンは甘すぎて見えたのです。

受ける刺激は、自分がいつ見るか、読むか、経験するかに左右されます。

子どものころに親に「ばか、ばか」と言っていた娘が、今度は自分が親になり、初めて親の本当の苦労がわかることと同じです。

大切なことは「いつ」であるかということです。

いつ本を読むか、いつ映画を見るか、いつ親と話をするかです。

心の状態に応じて、受ける刺激が変わってくるのです。

成功者になる条件(23)
  • 時や状況を変えて、復習する。
すべての「マイナス思考」は「プラス思考」に変えることができる。
意識を変えるだけでいい。

成功者になる30の条件

  1. 報酬は「お金」より「成長」を求める人が成功する。
  2. 20歳の人間に適性はない。
    適性は、やりたいことをやって身についてくる。
  3. 無理に続けることは、続かない。
  4. できない人は、言葉で口説く。
    できる人は、行動で口説く。
  5. できる人は、ビジョンを語り合う。
    できない人は、過去を語り合う。
  6. 予定変更は延期ではなく、前倒しにするとうまくいく。
  7. フットワークが軽い人は、仕事ができる人。
  8. できる人は、先手を打って有利になる。
  9. 実力社会こそ、数字が正直に評価される社会だ。
  10. 1人の時間とは、自分のことを考える時間のこと。
  11. 敵は殺さず、仲間にしてしまう。
    桃太郎に見習おう。
  12. 一生懸命仕事ができる人は、一生懸命遊べる人。
  13. 早歩きの人は、頭の回転が速くなる。
  14. できる人は、哲学を持っている。
    判断基準がしっかりすると、生き方もしっかりする。
  15. 前かがみになっている人は、やる気のある人。
  16. 本は心の栄養。
    体は大きくならないが、心は無限大に大きくなっていく。
  17. 朝から飛ばしてスタートすると、1日全体の調子がよくなる。
  18. やろうとしないだけ。
    やってみれば、何とかなる。
  19. 記憶力より記録力。
    社会で必要な人材は、記録力を持った人。
  20. 「あんなふうになりたい」と思ったことは、自分にもそうなれる才能がある。
  21. 完璧を目指す人に、完璧はない。
    「今」の「自分」の「100パーセント」を出すことが大切。
  22. 他人の考えより、自分が考えて間違えるほうが、かっこいい。
  23. 本、人、映画などの経験は、心の状態に応じて、受ける刺激が変わってくる。
  24. すべての「マイナス思考」は「プラス思考」に変えることができる。
    意識を変えるだけでいい。
  25. 学校教育が、天才を凡才にしてしまう。
  26. 本に低級も高級もない。
    ためになる本なら、何でもいい。
  27. 行動できる人が、成功する。
  28. 成功者ほど、頭の中が整理されている。
  29. 失敗者は「逆境」で諦める。
    成功者は「逆境」をバネにする。
  30. 当たり前のことほど見落としやすいのが、人間。

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