ついに、きてしまいました。
100冊目です。
1冊目を書き始めたころが、つい先日にも感じられ、また遠い昔にも感じられます。
大きなことを成し遂げるためのコツは、まずこれです。
真っ先にこれが思い浮かびます。
現在の成功者も同じことをして、成功をつかんできました。
「目的」と「目標」は、大きなことを成し遂げるために、必要不可欠です。
行き先を決め、手段を決めるということです。
これがないと、何も始まらないといっても過言ではありません。
目的と目標の仕組みがわかれば、次に「目的」についてお話をします。
目標の設定というのは、実はそれほど難しくありません。
本当に大切なことは、目標より、目的です。
どうしても外せない成功のポイントを、1つ紹介させてください。
私が3年半で、本を100冊も書けた理由の1つに「最初から100点を目指さなかったから」という理由があげられます。
100点を目指さなかったから、すぐスタートを切ることができました。
私は、お金がないときには、いつも知恵で乗り越えてきました。
お金がなくても、知恵さえあれば、膨大な資金が必要なことでも乗り越えてしまうことができます。
知恵は、お金の代わりになります。
私はこれまで、何度も辛口のユーザーに鍛えられてきました。
クレーマーと言ってもいいでしょう。
サイト上で、ちょっと気に入らないところがあると、わざわざ指摘してくれます。
自分の考えだけに頼って進めていくと、偏りがちになり、周りが見えなくなります。
会社経営においても、ワンマン経営では視野が狭くなり、経営に悪い影響を及ぼしてしまうといわれています。
私も書いて作っているのは、私1人ですから、主観的にならざるを得ません。
私は作品を書くとき、絶対的に守っているルールがあります。
これは1冊目を書き始めた当初から今まで、ずっとかたくなに守り続けているルールです。
このルールのおかげで、質の高い文章ができているといっても過言ではありません。
ときどき、睡眠時間の短さを自慢している人を見かけます。
「3時間しか寝ていない」
「忙しくて、寝る暇がない」
私はある日、重大な成功ポイントに気づいてしまいました。
これを実践するようになってから、自分のやりたいことに集中ができるようになりました。
それは、次のポイントです。
徹底的な自動化は、成功への近道です。
自動化を徹底すれば、本来の業務に集中でき、時間もお金も節約できるようになります。
成功のために「自動化」はなくてはならないこと。
私は読書が大好きです。
「やれ」と言われなくても、自分から本屋に行き、読んでしまいます。
私にとって日々の楽しみの1つです。
「継続は力なり」ということわざがあります。
大きなことを成し遂げるために、大切なことです。
大切すぎて、いうまでもありませんね。
私はおみくじを、大吉が当たるまで引き続けるタイプです。
おみくじで必ず大吉を出すためには、当たるまで何度も引き続ければいいのです。
「反則だ」と言われそうですが、おみくじを1回しか引いてはいけないルールはありません。
HAPPY LIFESTYLEを運営していると、面白い相談をされることがあります。
「この人と結婚してうまくいくでしょうか」
こうした結婚にまつわる相談です。
私を陰で支えてくれた存在の人に、今、付き合っている彼女を外すことはできません。
彼女は楽観的な考えの持ち主で、あまり物事を深く考えない性格です。
「なぜ空は青いんだろう」と考える私を横に「青いから青いんだよ」と単純でありながら、前向きに考えてしまう性格です。
素晴らしいアイデアほど、一瞬でひらめき、一瞬で消えます。
流れ星のように、突然現れ、すぐ消えます。
流れ星を描く一番の方法は、見た瞬間にすぐ書き始めることです。
私はこれまで、サイトを作るにあたり、考えているだけではわからないことが山のようにありました。
サイトの作り方だけでなく、デザインについて、レイアウトについて、文章の書き方など、数を挙げれば数え切れません。
「こうすれば、どうなるのだろうか」
ある日、人気サイトの管理者にインタビューした記事の中で、印象深いものがありました。
「ホームページを作って何が一番嬉しかったか」という質問記事でした。
さまざまな回答がありましたが、面白かったのは誰もが同じような感想を述べていたことです。
私はHAPPY LIFESTYLEを作っていて、大喜びをほとんどしたことがありませんでした。
喜ぶときといえば、お客さまから感謝のお手紙をいただいたときくらいです。
「ありがとうございます。ためになります」というお便りは、本当に嬉しくて、何度も読み返してしまいます。
2006年の暮れは「必修科目の履修漏れ問題」や「いじめの問題」が、特に目立って報道されるようになりました。
どれも文科省が関係している問題です。
一部の人は「文科省が今までほうっておいたからこうなった。文科省が悪い」と、文科省ばかりを名指しで批判します。
私は現在、仕事をしながらサイトを運営するという二足わらじの生活を送っています。
「なぜHAPPY LIFESTYLEに集中しないの?」と思うでしょう。
実は、これにはちょっとした理由があります。
そういえば「好きなことをしすぎない」ということも、意識していました。
「え? 好きなことをしていればいいんじゃないの」と思うでしょう。
たしかにそれはそうなのですが、いくら好きなこととはいえ、毎日同じことを繰り返してばかりいると、飽きてきます。
大きなことを成し遂げるためには「気分転換」はなくてはならないことです。
気分転換なしに、立て続けにできればいいですが、現実はそう単純なものではありません。
同じことばかり繰り返していると、頭が固くなります。
おそらく読者の皆さんは「水口貴博は、本を自分の部屋で書いている」と思っているのではないでしょうか。
とんでもない話です。
意外な事実かもしれませんが、HAPPY LIFESTYLEの本100冊のうち、99冊は自分の部屋以外で書いています。
私の部屋には、テレビがありません。
ビデオもありません。
テレビが嫌いなわけではありません。
私は、自分の夢達成のために、家族関係は常に重視してきました。
今は東京で一人暮らしをしていますが、お盆、ゴールデンウィーク、お正月には、できるかぎり実家へ帰るようにしています。
家族関係と自分は、目には見えませんが、強いつながりがあります。
私がHAPPY LIFESTYLEで一生懸命になっている理由の1つに「自分の人生に意味が欲しかった」というのがあります。
正直に告白してしまえば、自分の人生に何かの意味をつけたかったのです。
私には過去、生まれてしまったからただ仕方なく生きていた時期がありました。
ついに、100冊目の最後の文章です。
自分には、ゴールのように思っていた100冊目です。
実際にたどり着いてしまうと、意外な気持ちが湧き上がってきました。