目的と目標の仕組みがわかれば、次に「目的」についてお話をします。
目標の設定というのは、実はそれほど難しくありません。
本当に大切なことは、目標より、目的です。
目的さえわかれば、何をいつまでにどうすればいいのかという目標は、おのずから見えてくるようになります。
目的さえ設定できれば、目標を決めることは簡単です。
本当に大切なことは「目的を定める」ということです。
目的を間違えると、目標も全部間違ってしまうことになるからです。
慎重になる必要がありますし、またこれからお話しすることをしっかり押さえていなければいけません。
目的は、どんなことを掲げればいいのでしょうか。
すべての人には、まず「幸せになること」という共通した願いがあります。
世界中、誰1人として例外はいません。
この「幸せになりたい」という原点を元に、目的を考えれば、ほら、もうおわかりですね。
「好きなこと」を目的にすればいいのです。
「楽しい、嬉しい、わくわく、どきどき」を軸に、目的を設定するということです。
わくわくすることをすれば、それだけで毎日が楽しくなります。
自分がしたいこと、やりたいこと、楽しいと感じることを手がかりに、目的を設定することがポイントです。
好きであるゆえに湧き出るパワーは、計り知れないほど大きい。
間違っても、目的にしてはいけないキーワードは「自慢、体裁、肩書、見栄、世間体、我慢、かっこつける」です。
それらを設定すると、嫌いなこと、やりたくもないことをしなければならなくなります。
したくもないことをしなければならない毎日に、生きがいも元気もやる気もありません。
好きなことは、勇気、元気、やる気、集中力、根気が自然と出ますが、嫌いなことは出そうと思っても出てきません。
精神的な管理においても、難しい生き方になります。
周りからの評価を気にして「比べる生き方」をすることになりますから、疲れます。
わくわくすることをしましょう。
「楽しい、嬉しい、どきどき、わくわく」を、素直に感じることをすればいいのです。
「自分は体を動かす仕事のほうが元気になれるな」と思えば、体を動かす仕事に就いたほうがいい。
「私は音楽が大好きだ」という人は、音楽に関係するお仕事が一番いい。
好きだからこそ、一生懸命になれ、集中ができ、根気も身につきます。
勇気、元気、やる気、集中力、根気など、特別な練習も何も必要なく、自分が好きなことをやっていれば、自然と身につきます。
わくわくすることを目的に設定すれば、自然に好きなことをする流れになります。