公開日:2009年1月13日
執筆者:水口貴博

大物になる人の30の特徴

  • まず、
    口数から減らすこと。
大物になる人の30の特徴

まず、口数から減らすこと。

大物に見られるためにまず心がけることは、口数を減らすことです。
まずなにより、ここから心がけましょう。
口数が減るだけで、大物感が出ると言っても過言ではありません。

大物ほど、外見にお金をかけて仕事に生かす。

「外見は、一番ひどい偽りであるかもしれない」
シェークスピアの喜劇「ヴェニスの商人」で登場する言葉の一節です。
外見は、見方を変えれば、偽りだらけです。

大物に見られる色は、黒である。

ビジネススーツといえば「黒」が定番です。
紺やグレーのタイプもありますが、やはり世界のどこを見ても、黒が一番人気です。
なぜ、ビジネススーツに黒が採用されているのかというと、信用・自信・強さを表現できる色だからです。

低い声の重みは、言葉の重みにまで影響する。

ラジオのスイッチを入れて、聞こえてくるパーソナリティーの声に耳を傾けてください。
ラジオのパーソナリティーは、声が低い人が多いと思いませんか。
テレビでも同じです。

大物は、大失敗をしたときほど、失敗した表情を出さない。

あなたは失敗してしまったとき、どのようなリアクションをしていますか。
ある人は、悲しい表情をすることでしょう。
「しまった」と泣き叫ぶ人もいます。

大物は、元気を自家発電しようとする。

小心者は「誰かに元気をもらおう」とします。
自分は、強い人間ではないと思っています。
いつも人にすがったり頼ったりしてばかりです。

大物は、どんな状況も「勉強になります」と胸を張る。

「勉強になります」という言葉は、不思議な言葉です。
口にした瞬間、どんな状況もぱっと明るくなり、背負っていた暗い気持ちが軽くなります。
電車に乗り遅れたら、やじを飛ばすのではありません。

アマチュアは、ライバルを蹴落とそうとする。
プロは、ライバルを励みにする。

プロボクサーのヒーロー・インタビューを聞くと、不思議な言葉をよく耳にします。
ライバルをたたえる言葉です。
「素晴らしいライバルのおかげで、自分も成長できた」

人としての限界の大小は、細かいことを気にするかどうかで決まる。

細かいことを気にするのは、大物の器ではありません。
ささいなことをいちいち気にする人は、心まで狭い人だと思われがちです。
・ちょっとしたマナー違反

大物は、結果を武器に説得する。

野球・ボクシング・ゴルフなど、ナンバーワンに輝いた人のヒーロー・インタビューは、胸に響く言葉ばかりです。
「勝つための一番のポイントを教えてください」
チャンピオンの答える強さのコツに、私たちは一斉に耳を傾けます。

好きなことに接していると、冬でもヒーターがいらなくなる。

私は年中、好きなことをやっています。
「これだけ好きなことをしている人は、ほかにはいないのではないか」と思うほどです。
好きな本や映画を楽しんで、得たことから作品を書いています。

本当の自分の魅力に気づいていますか。

告白します。
以前の私は、物をたくさん持ちたがる人間でした。
自信のない人は、とにかく「物」を集めたがろうとする習慣があります。

人脈が広い人は、大物になる。

世の中の大物たちは、幅広い人脈があることが特徴です。
大物だから、人脈ができたのではありません。
人脈があったから、大物になれました。

大物ほど、過ちを犯したとき、すぐ改める。

もちろん大物も、間違うことはあります。
ミスや失敗を犯すことがあります。
大物だからと言って、何でもできるわけではありません。

断る勇気があれば、必ず才能は伸びる。

断る勇気がないと、大物にはなれません。
大物は、クライアントからのお願いに対して、何でもYesとは答えません。
みんなの期待に応えようとして、できるだけYesと言いたい気持ちはわかります。

邪魔と思えるひげも、使い方しだい。

政治家で有名な伊藤博文、板垣退助、大久保利通の肖像を見ると、立派なひげが印象的です。
ひげが生えている人は、大物らしい第一印象を受けます。
ひげは、ライオンのたてがみと同じような効果があり、立派な額縁として威厳を発揮する効果があります。

いくら頭の回転が速くても、早口になると軽い印象になる。

とりわけ頭の回転が速い人ほど、早口で話をするものです。
頭の回転が速いため、思考処理も速く、口から出る言葉も早口になります。
しかし、だからこそ気をつけてほしいことがあります。

むっとするところで、にっこりできるのが大物。

「どんなことがあっても絶対にキレるな。キレたら負けだぞ」
私が社会人になったばかりのころ、年上の先輩からきつく言われた言葉です。
当時の私は、言葉の意味を深く理解せず「はあ」と答えていました。

軸がなくて話に流される人は小物。
軸を持って話に同調できる人が大物。

他人の意見に同調するとはいえ「個性」という軸のある人とない人とでは、本質がまったく異なります。
「軸があるから、他人の意見に同調できる人」と「軸がないため、他人の意見に流される人」です。
四書の1つである論語には、次の名言があります。

絶対に下を向かない。

私が学生のころ、マーティン・ルーサー・キング氏の演説を、映像で見たことがあります。
アメリカの牧師・黒人解放運動家であり、ノーベル賞も受賞した歴史上の偉人です。
昔のフィルムのため、モノクロで映像は乱れていました。

スローテンポの曲は、威厳のある雰囲気を演出する。

音楽は、人の気持ちに影響を与える魔法です。
目には見えない。
見ることも、触れることもできない。

悟った人の目は、半開きになる。

子どものぱっちりした目は、愛くるしくてかわいいです。
かわいい目を見ると、優しい気持ちになれ、見るものを癒します。
しかし、威厳には欠けます。

果たした仕事の大きさが、存在感を大きくさせる。

「私の辞書に不可能の文字はない」
フランスの近代化に尽くした、ナポレオン・ボナパルトといえば、白馬にまたがっている肖像画が有名です。
馬を自在に乗りこなし、堂々とした表情です。

大物は、普段は仏頂面で、ときおりにこっと笑顔になる。

笑顔は、人間関係の潤滑油です。
にこっと笑えば、相手との心の距離が近づき、親近感が持てますね。
私も、にこにこしている人が大好きです。

ぴんと伸びた背筋は、考え方や信念まで伸びている印象を与える。

大物のオーラは、背筋から出てきます。
ぴんと伸びた背筋を見ると、考え方も信念もまっすぐである印象を受けます。
逆に、曲がった腰を見ると、考え方まで曲がっているように見えて頼りなく映ります。

会話の相槌あいづちは、一度だけでいい。

会話テクニックの本には「相槌をたくさん打ちましょう」と書いているものがあります。
たしかに相槌は会話を理解している合図になります。
会話の潤滑油になり、話も弾みやすくなるでしょう。

無駄な動きをしないのが大物の条件。

映画『007』シリーズで登場するジェームズ・ボンドは、かっこいい俳優です。
なぜかっこよく見えるのかというと、無駄な動きがないからです。
敵を欺くために、無駄のない必要最低限の仕事をして、効率のよい動きをします。

本気になっている言葉に、余計な飾りは必要ない。

大手ブランドのキャッチコピーは、短い一言が特徴です。
「i'm lovin' it(McDonald's)」
「BIG CHALLENGE(TOYOTA)」

美男美女と一緒に歩くと、自分の評価が上がる。

1年に2回、フランスのパリで開かれるファッションショーといえば「パリ・コレクション」が有名です。
通称、パリコレです。
高級服店のデザイナーたちが、新作を公に発表する場として、毎回注目されています。

小物は逆境のとき、弱音を吐く。
大物は逆境のとき、可能性を語る。

小物は、逆境に直面したとき、こんな言葉が決まり文句です。
「できないかもしれない」
「自分には無理だ」

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