私はこれまで、サイトを作るにあたり、考えているだけではわからないことが山のようにありました。
サイトの作り方だけでなく、デザインについて、レイアウトについて、文章の書き方など、数を挙げれば数え切れません。
「こうすれば、どうなるのだろうか」
「これは、うまくいくかな」
では、わからないことがあったときに、どうしたかというと、とりあえずやってみました。
考えているだけでは、わからないからです。
わからないことはわかりませんから、実際に試してみます。
どのような動きになるのか、動作、見え方、雰囲気になるかと、何度も繰り返して検証してきました。
もちろんうまくいかなかったことのほうが、圧倒的に多かった。
「あれ、思ったようにうまくいかないぞ」
「なぜ、こうなってしまうのだろう」
壁にあたってしまうこともありましたが、必ず原因があるはずだと、調べては修正を繰り返しながら、作り上げていきました。
「もっと頭がよければ、すぐできるのになあ」と、自分の頭の悪さに悲観したこともありました。
しかし、こんな頭の悪い私でも、失敗と改善を繰り返せば、とりあえず確実に前には進むことができたのです。
いつのころからか、こうした方法は、遠回りに思えて、実は一番の近道であるということに気づきます。
発明王として有名なトーマス・エジソンは、思い立ったらすぐ発明に取りかかったといいます。
頭の中で考えているだけでは具体的にわからないから、実際に試してみるのが一番早かったのでしょう。
「ぱっと思いついた瞬間から動かないと、情熱はすぐ消えてしまう」と言っています。
すぐ行動することは、さまざまな成功者に共通する習慣です。
エジソンだけでなく、作曲家、作詞家、作家も同じです。
物作りは、アイデアが重要です。
思いついたその瞬間に実践して、確かめてみる習慣があるようです。
実践に勝る勉強はありません。
「わからないから」を言い訳にする人がいますが、わからないから、とにもかくにも一度やってみたほうがいいのです。