できる人は、前かがみになっています。
やる気満々といった感じです。
前かがみの姿勢は、少しでも相手に近づこうという意欲の表れです。
前かがみになることで、相手の声も聞きやすくなるし、自分の声も届きやすくなります。
前かがみのほうが、印象がいいのです。
私は留学時代に、面白い光景を目にしました。
アメリカの白人や黒人は、いつも教室の前の辺りに座っています。
先生の教卓の前に座っている人は、やる気のある人です。
一番前ですから先生の声が一番よく聞こえるはずなのに、それでも前かがみになっています。
何か先生が間違ったことを言うと、すぐ突っ込みます。
逆に日本人は、後ろのほうの席に座っています。
それもたいてい、椅子の背にもたれ、だらりとしています。
たしかに私の場合も、楽しい授業のときは自然と前のほうに座ります。
苦手だなと思う授業のときは、自然と後ろのほうに逃げがちになります。
意欲の強さが、前か後ろかでわかるのです。