座席に着いたとき、気をつけたい姿勢が2つあります。
「浅く座った姿勢」と「前かがみになった姿勢」です。
よくありがちな姿勢ですが、舞台では、視界の妨げになるため注意が必要です。
自分には関係なくても、後ろに座っている人には関係するからです。
多くの劇場では、観客席が舞台に向かって傾斜になった構造をしています。
浅く座った状況をイメージしてみましょう。
体が少し前に出る分、後ろの人の視界が妨げられます。
お尻に違和感がある場合は仕方ありませんが、できるだけ後ろの人にとって見やすい座り方を意識しましょう。
前かがみになった姿勢も、視界を妨げる原因になります。
特に2階席や3階席では、前かがみによる視界の妨げが顕著です。
以上の理由から、浅く座った姿勢と前かがみになった姿勢には要注意です。
椅子には、深く腰掛けましょう。
背中を背もたれにつけた状態で座るのが最適です。
しっかり腰を落ち着かせたほうが、背中や腰が安定して、疲れにくくなります。
後ろの人にとっても、見やすくなるのです。