好きな役者に差し入れやファンレターを手渡したいと思う人もいるでしょう。
直接役者に手渡せば、喜んでもらえるだけでなく、面識ができることも期待できます。
大好きな役者がいれば、応援したいと思うのは、ファンとして当たり前の心理です。
少しでも励ましになることが自分にできるなら、手助けしたいと思うでしょう。
もちろん差し入れやファンレターが禁止されているわけではありません。
どの劇場・劇団でも、贈り物は受け付けているはずですが、ポイントは渡し方です。
直接会って手渡すのもいいのですが、時と場合によっては、混乱を招くことがあります。
たとえば、同じことを考える人がほかにもいれば、小さな劇場の場合は人だかりができてしまいます。
出入り口の通行を妨げ、劇場スタッフや他の観客の迷惑になるでしょう。
役者にとっても、長時間の舞台が終わった直後は、ひどく疲れているはず。
こうした事情を考慮すると、直接手渡すのは考え直したほうがいい場合もあります。
ほとんどの劇場には、差し入れやファンレターを預かる場所があります。
そこに預けて、間接的な手段で贈るほうがスマートです。
もし場所がわからなければ、劇場スタッフに聞けば、スムーズに案内してくれるでしょう。
後からゆっくりファンレターを読むほうが、役者にとっても落ち着いて読めます。
間接的であっても、熱い気持ちを十分伝えられるのです。