舞台の上演中は、余計な音は、すべて不適切と考えましょう。
携帯電話さえ電源を切っておけば、十分ではありません。
そのほかにも、気づかないうちに犯しやすい音のマナー違反が、2つあります。
「私語」と「雑音」です。
友人と一緒に見に来ていると、上演中、その楽しさや興奮を共有したくて、話しかけたくなるかもしれません。
しかし、観劇中の私語は慎みましょう。
ささやくような小さな声でも、意外に目立ちます。
目の前の2人がこそこそ話している様子は、後ろの人にとっては集中力の妨げになるでしょう。
役者の演技が面白くて、自然に出る笑い声ならいいのですが、私語は周りを不快にさせる原因になります。
悪気はなくても、自然と出てしまう音があります。
たとえば、ビニール袋の耳障りな音、ストラップがぶつかり合う音、ジッパーを開ける音などです。
それぞれは小さな音ではありますが、あまり大きいと、不快な雑音に変わります。
完全に音を防ぐことはできないにしても、できるだけ音を抑えるように配慮しましょう。
ゆっくりした動作を心がければ、音の大きさを抑えられます。