執筆者:水口貴博

スピードのある人になる30の方法

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全力でスピードを出すと、記憶喪失になる。

全力でスピードを出すと、記憶喪失になる。 | スピードのある人になる30の方法

嘘のような本当の話を、1つ告白します。

あなたを笑わせようと思って書いているわけではないのですが、笑い話に聞こえることでしょう。

私は本を書き終えた直後、何を書いたか、あまり記憶がありません。

本を書き終えたとき、嬉しくなって校正の担当者に「書き終えました」と電話で報告します。

タイトル名を聞かれたとき、私はこう答えることがあります。

「ええと……、なんだったかな、忘れた」

嘘のような話ですが、実話です。

嬉しい感情は残っているのですが、内容があまりはっきり思い出せないのです。

書き終えて、自分で書いた文章を見直していると「そういえばこういうことを書いていたなあ」と思い出します。

ネタだから書いているのではありません。

嘘のような本当の話です。

あなたにも当てはまる「たとえ」を出せば、わかりやすいことでしょう。

学生時代、50メートル走がありましたよね。

一生懸命に全力で50メートルを走っているときの記憶は、ほとんどないはずです。

まったくないとは言いませんが、大変記憶が薄くなりますね。

全力で、一生懸命、集中しているときは、ほとんど記憶喪失に近い状態になります。

走ることそのものに集中していると、走っているときの記憶がなくなります。

これと同じ状態なのです。

一生懸命に全力で集中してスピードを出して執筆していると、記憶がほとんどなくなります。

書くことそのものにすべての気が集中して、周りが見えなくなり、書いているときの記憶があまりないのです。

書き終えて、ほっと一息ついて振り返ったときに「こんなこと書いていたんだ」と自分でも驚くのです。

だから書き終えた直後、何を書いたのか自分でもよく忘れています。

私は「これでいい」と思っています。

自分が集中できている証拠だし、このくらいになるほど集中しているのだから、満足しています。

むしろ記憶があるほうが、おかしな話です。

記憶がないほど一生懸命に走った50メートル走は、全力を出し切った証拠です。

同じように、自分が何を書いたか思い出せないほどの状態は、それだけ全力を出し切ったと言う証拠です。

私はいつしか「記憶があるか、ないか」を基準に、自分の集中力を測るようになりました。

本当に全力でスピードを出せば、必ず記憶がなくなります。

あなたがスピードを本当に出し切っているかどうかを確かめるために「記憶があるかないか」で判断すればいいのです。

記憶がなければ、集中していたということです。

全力だったということなのです。

スピードのある人になる方法(23)
  • 記憶がなくなるくらい、スピードを出す。
待つ側になる人が、有利になる。

スピードのある人になる30の方法

  1. スピードのある人が成功する。
  2. 運勢アップは、スピードを意識するだけでいい。
  3. 運が悪い人は、決まって「遅い」。
  4. 迷ったら、どちらでもいいということ。
  5. 「ゆっくり=安定」ではない。
    「スピード=安定」である。
  6. ある程度のスピードがあると、疲れにくくなる。
  7. 人生を2倍楽しむために、迷ったら両方選ぼう!
  8. スピードがあれば、自動的に勝ってしまう。
  9. 一流になるための第一歩は、まずスピードから。
  10. 決断できないのは、脳が衰えている証拠。
  11. 困難を乗り越えるためには、走って飛び越えればいい。
  12. 常識で考えるとスピードは出ない。
    非常識で考えるからスピードが出る。
  13. 仕事のスピードとは、処理速度だけを言うのではない。
    前倒しにすることも、スピードの1つ。
  14. 若者は、若さをバネにスピードを。
    年配は、老いをバネにスピードを。
  15. 行動で一番時間がかかっているのは、決断するまでの時間。
  16. 早い決断ほど、いい決断。
  17. 先にスケジュールを決めてしまおう。
    スケジュールが決まるから、やる気も出てくる。
  18. 嘘は、真実に変えてしまおう。
  19. にらみ顔にならない。
    笑顔でスピードを出す。
  20. 面倒くさい丸暗記は、スピード仕事術のかなめ。
  21. 1人行動のときこそ、スピードが出る。
  22. ひらめくためには、スピードを出せばいい。
  23. 全力でスピードを出すと、記憶喪失になる。
  24. 待つ側になる人が、有利になる。
  25. 逃したチャンスに執着しないことで、スピードが出る。
  26. 自分から行動すれば、仕事が早く進み、自分も成長する。
  27. 落ち着きは、スピードを作る。
  28. 今日から「話しかけられる側」を卒業。
    今から「話しかける側」になろう。
  29. 今しかできないことを、後回しにしていませんか。
  30. 余裕の時間を作りたいときほど、スピードを出して仕事を終わらせる。

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