集中力を鍛えるためには、特別な訓練は不要です。
心を鍛える・本を読む・雑念を取り払う……。
どれも考えすぎです。
そもそも集中力は、次の2つを心がけるだけで、単純に出ます。
この2つの条件が整っていれば、集中力は必ず出ます。
まず「(1)いらない物を捨てる」から、始めましょう。
興味のないもの、不要なもの、嫌いなもの、使わないものは、どんどん捨ててしまいます。
集中力が出ないのは、いらない物がそばにたくさんあるから、邪魔をされて集中できないのです。
いらない物を捨てるだけで、集中力はすぐ出ます。
おのずから、焦点がしぼられるからです。
「捨てないと集中できない。捨てるから集中できる」という段取りがあります。
次にすることは「(2)好きなことをする」ということです。
あなたが好きなことに挑戦するとき、集中しようと意気込んでいるでしょうか。
いいえ、意気込んでいないはずです。
好きなことをするとき、自然と集中力は出ます。
ゲームをしているかのように楽しんで熱中すれば、集中力はすぐ出ます。
仕事や勉強でも同じです。
集中するために、まずしなければならないことは「いらない物は捨てる」「好きなことをする」という作業からです。
勉強で最も成績が上がるパターンは、いらない科目は捨て、好きな科目の勉強に専念するときです。
好きな科目ほど集中できますし、いらない科目を捨てるほど、やらなければいけない範囲を絞れます。