私がアメリカに留学していたころの話です。
もともと1人で行動する私は、よく1人で買い物や散歩などしていました。
友人がいないわけでもありませんでしたが、これといって、友人も多いわけでもありませんでした。
そんなある日、将樹君という友人に出会います。
彼と出会ってから、不思議な現象が起こり始めました。
彼と出会ってからまもなく、短期間のうちに、爆発的に人脈が広がりました。
理由は簡単です。
彼には友人が多く、会うたびに、彼の友人を紹介してもらえたからです。
私と将樹君は、もともと性格が合っていたので、いろいろなことで助け合っていました。
将樹君と一緒にいると、なぜかそのほかのたくさんの人と出会えます。
会うたびに、新しい友人を1人、あるいは複数人、紹介してくれました。
紹介してくれた人が、また新しい人を紹介してくれる好循環です。
将樹君と会うまでは、人脈なんて縁のなかった私です。
しかし、将樹君というキーマンと出会うことで、人脈が広がり、急に生活が明るくなりました。
つまり彼は、人脈のキーマンでした。
キーマンは、人脈のハブ的な役割を持っています。
たくさんの人間関係に属しているキーマンを見つければ、さまざまな人と出会えます。
あなたは友人を作るとき、どのような工夫をしていますか。
特に考えもなく、運命に身を任せて、ただ行き当たりばったりで人と出会っているのではないでしょうか。
たしかに人生には、そういう出会い方もあります。
環境に身を任せて、出会うという自然な出会いも悪くはありません。
しかし、友人作りを効率よくしようと思うなら、キーマンから仲良くなることです。
中心的な人物と知り合うことで、人脈は容易に何倍も広げることができるのです。