人に優しくなりたいときはどうすればいいのでしょうか。

人生を振り返り、人に優しくされた経験を思い出してください。

今まで一度も人に優しくされたことがないという人はいません。

あなたは生まれてから今まで、いろいろな人のお世話になり、いろいろな人の優しさに触れてきたはずです。

思い出せるだけ思い出しましょう。

ちょっとしたことでもいいのです。

• 電車で席を譲ってもらったこと

• 道を聞いたとき、親切に教えてもらえたこと

• 体調が悪いとき、心配の声をかけてもらったこと

• 仕事に押しつぶされそうなとき、手伝ってもらえたこと

• 急いでいるとき、道を譲ってもらったこと

• 落ち込んでいるとき、励ましの声をかけてくれたこと

• エレベーターを開けて待ってくれたこと

• 病気で寝込んだとき、看病してくれたこと

• 入院をしたとき、お見舞いに来てくれたこと

• 質問したとき、わかりやすく丁寧に教えてもらえたこと

まだまだたくさんあって、数え切れないほどあるに違いありません。

さて、ここでぜひおすすめしたいことがあります。

それは「紙に書き出すこと」です。

頭の中で思い出すだけでもいいのですが、きちんと紙に書き出してみてはいかがでしょうか。

紙に書くと視覚化され、はっきり目で確認できます。

ノートを1冊用意して、これまで人に優しくされた経験を思い出せるだけ思い出し、書けるだけ書くのです。

小さなことまで含めると、膨大な数に上るでしょう。

書けるだけ書き出したら、あらためてノートを見直してみましょう。

「私は今までこんなに人に優しくされてきた。なんてありがたいのだろう！」と恵まれた気持ちになります。

「今度は私が人に優しくする番だね」と思うはずです。

おのずと恩返しの気持ちが湧いてくるようになるでしょう。

人に優しくされた経験を言語化する機会が、あなたを優しくするのです。

• 今まで人に優しくされた経験を思い出し、一つ一つノートに書き出す。