自己管理ができて、人望が厚い人は「人に優しく、自分に厳しく」を心がけています。
頑張っている人や弱っている人には「無理しないで」「たまには休んで」と優しい声をかけます。
他人のミスには、嫌な顔ひとつを見せず「気にしないで」「大丈夫です」とすんなり許します。
寛容の精神があって、人に対しては大きな心で優しく接します。
優しい人がモテるのは周知の事実です。
一方、自分に対しては厳しい。
1秒でも遅刻をしないよう細心の注意を払います。
人に迷惑をかけることがないよういつも気にかけていて、神経をとがらせます。
ミスや失敗をしようものなら、自分に厳しい言葉をかけて猛省を促します。
人に優しく、自分に厳しい人は、リーダーとしても適任です。
人として、大人として、社会人として「人に優しく、自分に厳しく」を心がけている人も多いのではないでしょうか。
「人に優しく、自分に厳しく」は立派なことではありますが、大変ストレスのたまる考え方です。
自分に厳しくしてばかりでは、気の休まる暇がありません。
いつも気を張っていなければいけないので、心身の消耗が激しくなり、げっそり疲れてしまうのです。
そこで心がけたいのは「人に優しく、自分にも優しく」です。
人に優しくするのはもちろん、自分にも優しくしてみませんか。
疲れたときには、素直に休みます。
できないときは、正直に「できません」と断ります。
うっかりミスや失敗をすることがあっても、自分を責めず、許します。
自分も、れっきとした1人の人間です。
大切な自分をいたわることは、誰にでも必要なことです。
アクセルばかりを踏むのではなく、ブレーキも踏みましょう。
たまにはだらだら過ごすこともあってよし。
自分に無理をさせません。
心身を休ませることも必要です。
いつも一生懸命頑張っている自分をケアしましょう。
張り詰めた糸がぷつりと切れる前にブレーキを踏んで、リセットなり休息なり、自分のケアを心がけましょう。
人にも自分にも優しい人こそ、本当に優しい人なのです。