自分のことを優しくない人間だという人がいます。
「私は優しくない人間です」
「優しいか優しくないかでいえば、優しくない人間です」
「周りからは優しい人間に見えるかもしれませんが、実際は優しくない人間です」
それは誤解です。
すべての人の心には優しさがあります。
「私は優しくない人間です」と言う人であっても、好きな人の前では優しくなります。
愛するわが子の前では優しくなります。
かわいいペットの前では優しくなります。
私は優しくない人間だと言いつつ、きちんと優しくなる場面があるのです。
「優しくない人間です」と思っているから、優しくなれないのです。
人間は、思ったとおりになる生き物です。
自分のことを優しくない人間だと思うことで、そういう刷り込みが潜在意識に植え付けられ、そう演じてしまうのです。
優しい心があっても、封印されてしまうとゼロになり、表現できなくなります。
「私は優しくない人間です」と言う人は、誤解をしているだけです。
余裕がなかったり、満たされていなかったりするときは、誰でも人に優しくできないものです。
人に優しくできないことが何度も続くと、自分のことを「優しくない人間」と誤って解釈します。
せっかく優しい心があっても「私は優しくない人間」と思い込んでしまうと、ますますそうなってしまいます。
私は優しい人間だと思うことです。
人間は、思ったとおりになる生き物です。
人間ですから、人に優しくできないときもありますが、だからといって自分を責める必要はありません。
「次こそ優しくしよう」でいいのです。
私は優しい人間だと思うことで、本当にそうなります。
心のドアが開いて、本来ある優しい心がスムーズに表現されていきます。
私は優しい人間だと思い続けることが大切なのです。