「約束をしても、つい忘れてしまう。つい破ってしまう」と悩む人がいます。
こういう人にありがちなのは「約束の数が多い」ということです。
簡単に人と約束します。
会話の流れで、約束の話がぽんと出ることがあります。
「○○は言わないでね」「○○の予約をしておいてね」「後から写真を送って」と言われたら「わかった」と簡単にうなずきます。
うなずいたら、それは約束したことになります。
約束をするのはいいのですが、多すぎるのは要注意です。
約束は、多くなればなるほど、守るのが大変になります。
あまりに約束が多すぎると、守る以前に、そもそも覚えるのが大変です。
英単語をたくさん覚えるのは大変であるように、約束もたくさんあると覚えるのが大変です。
「する、しない」「言う、言わない」がごちゃごちゃになり、勘違いも起こりやすくなります。
約束が20も30もあれば、覚えるだけでも一苦労です。
そして忘れやすくなります。
あれこれたくさん約束をすると、まったく記憶に残らないこともあります。
後になって「そんな約束したっけ?」となります。
約束の数が多くなるにつれて、うっかりが起こりやすくなるため、トラブルのリスクも高くなるのです。
約束を守りたいなら、約束の数を減らしましょう。
簡単に人と約束しないことです。
約束をするのは良いのですが、数には気をつけましょう。
そもそも守れない約束は、最初からしないのが得策です。
守れる自信がないときは「約束できない」と正直に言ったほうが誠実です。
約束の数を絞れば、それだけ覚えやすくなり、ど忘れも減ります。
一つ一つの約束に責任が出て、守りやすくなるのです。