「私は誰の役にも立っていない」と言う人がいます。
人の役に立つためには、特別なスキルや高い能力が求められるように思われます。
スキルや能力が高ければ高いほど、人の役に立てるだろうと考える人が多い。
しかし実際は違います。
特別なスキルも、高い能力も必要ありません。
人の役に立つことは、もっと小さなことでいいのです。
人の役に立つにはどうすればいいのでしょうか。
一番簡単な方法があります。
挨拶をしましょう。
「挨拶だけでいいの?!」と思うかもしれませんが、これでいいのです。
相手を明るい気持ちにできるからです。
朝なら「おはようございます」と挨拶をしましょう。
昼間なら「こんにちは」と挨拶をしましょう。
夜なら「こんばんは」と挨拶をしましょう。
軽く声をかけるだけでいいのです。
挨拶をすると、相手にプラスのエネルギーが伝わります。
これだけで人の役に立ったといえます。
挨拶は、たくさんすればするほどいい。
2人に挨拶すれば、2人を明るくしたことになります。
3人に挨拶すれば、3人を明るくしたことになります。
挨拶は減るものではないのですから、遠慮せず、どんどん積極的にすればいいのです。
社会は人で成り立っています。
人を明るくすることは社会を明るくすることにもつながります。
挨拶をすることは「あなたの存在を尊重しています」というメッセージを送ることにもなります。
人は誰でも、自分の存在が認識されると、嬉しく感じます。
思っている以上に、挨拶は人の役に立つのです。
家族や友人だけでなく、お店の店員さんや掃除のスタッフにも挨拶をしたい。
迷ったら挨拶です。
少しでも面識があれば、挨拶です。
挨拶をするとき「笑顔」をプラスできれば、パーフェクトです。
笑顔にはポジティブな感情を生み出す力があるので、ますます相手のために役立つことになります。
挨拶は、人間関係の基本だけでなく、人の役に立つ基本でもあります。
挨拶をするたびに「よし、人の役に立った」と喜びましょう。
人の役に立つのは簡単です。
挨拶をしただけで、人の役に立ったことになるのです。