「愛」と聞いて思い浮かべるのは何でしょうか。
真っ先に思い浮かぶのは、やはり「人」ではないでしょうか。
恋人を愛したり、パートナーを愛したり、わが子を愛したり。
「家族を愛している」「わが子を愛している」といった表現がよく聞かれるように、愛といえば、人をイメージすることが多い。
もちろん人に対する愛は当然のことですが「愛の対象は人だけ」と思っているなら誤解です。
愛の対象を、人に限定しないことです。
愛にはもっと幅があり、さまざまな対象に対していえます。
料理が大好きでたまらないなら「料理を愛している」といえます。
自分の仕事が好きで、たっぷり情熱を注いで打ち込んでいるなら「仕事を愛している」といえます。
長年大事にしているカバンがあり、今でも肌身離さず使っているなら「カバンを愛している」といえます。
昔からジョギングの習慣を続けているなら「ジョギングを愛している」といえます。
サウナにはまっていて、毎日を欠かさず楽しんでいるなら「サウナを愛している」といえます。
サーフィンにのめり込んでいて、折を見て海に出かけているなら「サーフィンを愛している」といえます。
自宅で犬や猫を飼っていて、わが子のように接しているなら「愛犬」「愛猫」という表現が使えます。
愛の対象は、人だけではありません。
物、仕事、趣味、ペット、自然、ボランティアなど、あらゆることが対象になります。
あなたは、人以外に、どれだけ愛しているものがありますか。
すでに愛を注いでいるものがたくさんあるなら、きっと心豊かな人生を送っているでしょう。
その調子で、人以外にも、どんどん愛しているものを作っていきましょう。
「愛している」と呼べるものがなくても、まだ間に合います。
これから作っていきましょう。
無趣味であれば、これから自分に合った趣味を見つければいいことです。
新しいことを始めるのに遅すぎることはありません。
とことん夢中になって、暇さえあれば楽しむレベルになれば、自分の趣味を愛することにつながります。
仕事に愛がなくても、諦めないことです。
受け身で事務的に取り組むのではなく、前向きかつ積極的に取り組む姿勢になれば、だんだん仕事にも愛が芽生えてくるでしょう。
どうしても肌に合わないなら、転職という方法もあります。
より自分に合った仕事に就けば、自然と仕事にも愛が出てくるでしょう。
いろいろなことに愛を見いだしてください。
愛の対象は、多ければ多いほどいい。
「愛している」と呼べることが多い人には、心豊かな人生が待っています。