悪口を言わないように心がけていても、つい悪口を言ってしまうことはあります。
世の中に完璧な人はいません。
失言は、誰にでもあるもの。
言葉遣いに気をつけていても、うっかり口が滑って、悪口や余計な一言を口にしてしまうことがあります。
しかし、悪口を言ったからといって、取り返しがつかないわけでもありません。
悪口は、言い切る前であれば、途中で立て直すことが可能です。
その方法とは「悪口を言った直後に褒める」です。
話している途中で、悪口を言っている自分に気づくことがあります。
そのまま悪口で話を終えるのではなく、直後に褒め言葉を続けて、話の流れを変えましょう。
嫌な人でも嫌いな人でも、良いところが1つくらいはあるはずです。
悪口を言っても、その後に褒め言葉が続くと、がらっと雰囲気が変わって印象が良くなります。
たとえば「あの人は性格が悪いよね」という失言があったとします。
そこで話を終えるのではなく、すぐ褒め言葉を続けましょう
「あの人は性格が悪いよね。でも、仕事はできるし、頼りがいがある。あの人がいてくれてよかった」
悪口の直後に褒め言葉が続けば、ネガティブな印象よりポジティブな印象のほうが大きくなります。
つい口が滑って「上司は口うるさくてうっとうしい」と言ってしまったとします。
このときも同様に、悪口で話を終えるのではなく、褒め言葉を続けましょう
「上司は口うるさくてうっとうしい。でもそのおかげで自分の悪い点に気づけているので助かっている。上司には頭が上がらない」
途中で悪口を言っていることに気づいたら、すぐその人の褒め言葉を続ければいいのです。
悪口の軌道修正です。
つい悪口を言ってしまっても、すぐ褒めれば、ぎりぎりセーフです。
悪口のカウントが取り消されます。
ネガティブな印象が小さくなり、ポジティブな印象が強くなります。
うっかり悪口を言ってしまっても、話している途中なら、挽回のチャンスがあるのです。