約束には注意しましょう。
あなたの生活には、どのくらいの約束があるでしょうか。
もちろん約束を禁止にするわけではありません。
人間関係では約束が欠かせません。
重要なことがあるなら、きちんと相手と取り決めを交わしておくといいでしょう。
「こういうときは○○する」というシンプルな約束があるだけでも、人間関係がスムーズになります。
いちいち確認しなくて済むので、お互い楽になります。
約束があるから余計なトラブルが減り、人間関係もスムーズになります。
しかし、約束をするのはいいですが、増やしすぎないように注意してください。
約束は、見方を変えれば「制約」です。
約束が多くなるにつれて制約も増えることになり、自由が奪われます。
自由が奪われるということは、可能性も奪われるということです。
約束を増やしすぎると、いつの間にか自分の可能性まで制約されることになります。
また、約束が多くなるにつれて、守るのも大変になります。
約束した瞬間から、守らなければいけない義務が発生します。
ストレスが増え、息苦しくなります。
約束の数が少ないなら覚えていられますが、何十・何百にも数が及ぶと、覚えるだけで一苦労です。
そもそもすべての約束を覚えきれないかもしれません。
「約束を忘れていました」では言い訳になりません。
失念を言い訳にしても、約束を破った事実は変わらず、評価や信用に影響します。
約束は、いたずらにするものではなく、必要なときにするもの。
必要な約束はすべきですが、必要でないなら避けたほうがいいでしょう。
守れる自信がないなら、最初から約束をしないことです。
約束をするときは、守れることが前提になっています。
約束を守れる自信がないなら「確約できない」「自信がない」と正直に申し出たほうがまだ好印象です。
約束を破ったら、自分の評価や信用が落ちてしまいます。
相手は「気にしなくていいよ」と言ってくれるかもしれませんが「約束を破った」という事実は残ります。
約束をしなくて済むなら、できるだけしないほうがいいのです。
してもしなくてもいい状況なら「しない」を選ぶのが正解です。
消極的な姿勢に思うかもしれませんが、誤解です。
約束に対する誠意と責任の表れです。
約束を断っても、正直で誠実な姿勢を見せれば、かえって評価や信用が上がるでしょう。
状況によって対応が変わるときは、臨機応変に対応することにしてはいかがでしょうか。
そうすれば、大幅に約束の数を減らせるので、縛りもストレスも減らせます。
約束を少なくしておくほうが、自由が保てるので、お互いにとって楽です。
約束は、多いより少ないほうがいいのです。