私たちは便利なものに囲まれた生活を送っています。
便利な道具、便利な乗り物、便利なグッズ。
便利なものを使えば、時間や労力が少なくて済んで、ストレスも小さい。
便利なものがあるおかげで、私たちはずいぶん楽な生活を実現できています。
便利なものがあるおかげで、便利な生活が実現できています。
しかし、便利なものがあるのはいいのですが、すっかり慣れきってしまっています。
「便利で当たり前」「それがあって当たり前」という感覚になっています。
これはよくありません。
たしかに便利なものは生活に浸透していますが、だからといって感謝や恩恵を忘れていい理由にはなりません。
ここであなたに提案です。
便利なもののありがたみを再認識するために、ときどきやっておきたいことがあります。
「たまには不便を経験する」ということです。
たまには不便を経験してみましょう。
わざわざ自分から困難を作り出すことになりますが、新しいチャレンジのつもりで取り組んでみてください。
誰かに強制されるのは抵抗があっても、自分から積極的になるなら行動できるでしょう。
意図的に禁止や制限を設けて、不便な状況を作り出してみましょう。
便利なものを使わないで一定期間やりくりしてみます。
心からたっぷり不便を実感してみましょう。
するとどうでしょう。
すぐ困難に直面して四苦八苦するでしょう。
大きな労力や時間がかかって大きなストレスを感じるはずです。
「ほとんど何もできなくなる」と言っても過言ではありません。
そのとき、便利なものがあるときには気づかなかった視点が得られます。
「こんなに便利だったのだね。便利なものがあるのはありがたいこと。なんて素晴らしいのだろう」
便利なもののありがたみに気づかされ、身をもって理解できるでしょう。
便利なものは、それがあるだけでいかに素晴らしいことなのか、心から実感できます。
便利な生活に浸っていると、便利なもののありがたみがよくわかりません。
「あって当たり前」「できて当たり前」という感覚になりますが、便利に当たり前は1つもありません。
突然不便になるのは困りますが、余裕のあるときに、たまには不便を経験してみてください。
たとえば、週末、平日の夜、長期休暇です。
時間や心身に余裕があるときを利用すれば取り組みやすいでしょう。
計画的に行うなら、無理なく実行できるはずです。
山奥で野外キャンプを経験してみるのも1つのアイデアです。
火をおこすところからすべて手作業でやってみると、いかに便利な道具に助けられているか実感できるでしょう。
不便を経験してみることも、れっきとした社会勉強です。