自分一人の力ではどうしようもないときがあります。
知識も知恵もスキルも、自分一人では力の限界があります。
1人で抱え込んでいるときは、頭が固くなっていたり、視野が狭くなっていたりします。
悩みを1人で抱え込んでいても、ますますストレスがたまるばかりです。
悪い流れが長引くだけでなく、状況がエスカレートすることになりかねません。
自分一人で頑張ろうとする姿勢は責任感があって立派ですが、解決できないままつぶれてしまっては本末転倒です。
自分一人ではダメだと思ったら、やるべきことは1つしかありません。
素直に人の力を借りましょう。
「相手に迷惑をかけてしまうのではないか」と思いますが、その優しすぎる思考が良くありません。
優しすぎると、何でも自分一人でため込んでしまうことになり、結果として問題解決を難しくさせるのです。
困ったときに誰かを頼るのは、人間らしいことです。
悪い流れの中にいて、問題を抱えていてどうしようもないときは、素直に人を頼るのが正解です。
限界になってから人に頼るのではなく、限界になる前に頼りたい。
「力を借りる」「知恵を借りる」という意味でも、人を頼るのが賢明です。
もちろん誰でも頼っていいわけではありません。
「信頼できる人」であることが条件です。
家族、友人、恋人、恩師。
カウンセラーやコンサルタントを頼ってみるのも悪くありません。
専門家は守秘義務が徹底されているので、気兼ねなく話せるでしょう。
有料にはなりますが、専門家に相談してみると、解決の糸口が見つかることがあります。
お金がかかることに抵抗があるなら、地域の相談窓口や民間の支援団体も選択肢の1つです。
人に頼ってみると、スムーズに解決できることがあります。
鋭い意見や素晴らしいアイデアをいただけることもあれば、直接助けてもらえることもあるでしょう。
長い間ずっと行き詰まっている問題も、信頼できる人を頼ってみるとあっさり解決して、拍子抜けすることがあるものです。
「もっと早く頼っておけば良かった」と思うことも少なくありません。
思いもよらない支援を受けられることもあります。
たとえ解決策が見つからなくても無駄にはなりません。
誰かに悩みを聞いてもらえるだけでも救われます。
心の内を吐き出すことで心が楽になれば、次の一歩が踏み出せるのです。