自分の責任が問われる場面になると、逃げる人がいます。
さっと姿を消して雲隠れをしたり、人に押し付けて責任転嫁をしたりです。
たしかに責任は負いたくないもの。
責任を負うことが好きな人はいません。
「責任から逃れられるものなら逃れたい」と思うのは本音であり、誰でも共通するところでしょう。
だからといって、それを実行に移すのはNGです。
責任から逃げる人は、信頼されません。
いくら仕事のできる人であっても、責任から逃げる姿勢を見せてしまうと、周囲からの信頼を失うことになります。
逃げ癖・逃避癖・責任転嫁の癖がある人は、信頼とは無縁の人生を歩むことになるので注意が必要です。
信頼される人になるためには、自分で責任を取る姿勢が欠かせません。
失敗があったとき、自分に非があれば、きちんと責任を負うことが大切です。
何事においても、失敗によるリスクはつきものです。
自分の失敗であれば、その場から姿を消したり人に責任を押し付けたりせず、自分が責任を取りましょう。
評価が落ちたりキャリアに傷がついたり補償を支払ったりすることになりますが、それは仕方ありません。
それが失敗の代償です。
必要な代償は、きちんと払うことが大切です。
他人の失敗なら自分には関係ないと思われがちです。
たしかに失敗の責任は、やった本人が取るものですが、そうでないケースもあります。
時には他人の失敗でも、責任を取らなければいけないことがあります。
たとえば、リーダーや管理職など、上の立場にいる人の場合です。
上の立場にいる人は、部下が失敗をしたとき、自分で責任を取ります。
実際は部下がやった失敗であっても、自分にも管理責任があると考え、きちんと責任を取るのです。
こういう上司は、部下から信頼されます。
責任を負うことになっても、その誠実な姿勢は評価されます。
責任を負うことになって見苦しい姿を見せることになっても、部下の信頼を失うことはありません。
自分で責任を取る人が信頼されるのです。