流されない生き方に欠かせないことがあります。
それは「心の支え」です。
あなたには「心の支え」がありますか。
心の支えがないのは、基礎のない家のようなものです。
土台が安定せず、ぐらぐらします。
地震や台風で外から圧力を受けたとき、ずれたり傾いたりします。
基礎は床下にあるため、目立たず地味な存在ですが、耐久性と安定性には不可欠な存在です。
これは人も同じです。
心の支えがないと、外部からの影響を受けやすくなります。
精神が安定せず、ぐらぐらします。
耐久力がなくなり、ストレスやトラブルに弱くなります。
いつも不安を抱えることになり、出る元気も出なくなり、暗い表情になってしまいます。
心の支えがないと、仕事にも支障が出ます。
心が不安定になっていると、気力や精神力が出ません。
集中しにくい、根気が出にくい、モチベーションが上がりにくいなど、思うように頑張れない状況が増えるでしょう。
心の支えがないと、ちょっとしたトラブルで気持ちが折れます。
「ああ、もうダメだ」を諦めやすくなる。
心が安定していないので、落ち込みからの立ち直りも遅くなります。
心の支えを作りましょう。
心の支えは、安定の役目を果たします。
大切な人と信頼関係が結ばれると、おのずと心の支えになります。
家は丈夫な基礎があるから床が安定するように、人も心の支えがあるから精神が安定します。
つらいことや苦しいことがあっても、心の支えがあれば乗り越えられます。
ストレスの雨が降ろうとプレッシャーの風が吹こうと、流されることなく、自分を強く保てます。
心の支えの基本は「人間関係」です。
抵抗を感じる人間関係もあるかもしれませんが、心の支えを考えるうえで人間関係は無視できません。
新しい人間関係を作ることも大切ですが、まず今の人間関係を大切にすることから取り組んでください。
人間関係の充実は、心の支えの強化につながります。
情と絆で結ばれた人間関係は、かけがえのない財産です。
「心の支え」と聞いてまず思い浮かべるのは「人間関係」でしょう。
もちろんリアルの人間関係も心の支えの1つですが、その限りではありません。
「憧れの存在」でもいいのです。
たとえば、作家、アイドル、スポーツ選手です。
面識がなくてもかまいません。
自分にとって憧れの存在であり、リスペクトが伴っているならOKです。
リアルの人物である必要もありません。
映画や小説に登場する人物でもOKです。
漫画やアニメのキャラクターでもかまいません。
憧れの存在ですから、一方的でいいのです。
こちらから敬愛の念を抱けば、心の支えになります。
心の支えは「1つだけ」と考える人もいるかもしれません。
ここに先入観があります。
心の支えは、いくつあってもいい。
2つや3つあっても、それ以上あってもかまいません。
心の支えがたくさんあると浮気のように感じるかもしれませんが、考えすぎです。
心の支えは、あくまで自分事です。
心の支えがたくさんあっても浮気になることはないので安心してください。
心の支えが多くなると、複数方向から支えることになり、より心の強化と安定につながります。