あなたは世間に疎いほうですか。
それとも詳しいほうですか。
「世の中のことはよくわからない」
「遊びなら得意だけど、社会のことは苦手」
ニュースに興味がなく、世の中の事情に弱い人もいるでしょう。
もちろん知らないことがあるのは当然です。
何から何まで知っている人は1人もいません。
最新情報や難しいマナーとなると、知らないことも多いでしょう。
特に政治経済の細かい知識となると、わからないことのほうが多いという状況もあるはずです。
しかし、誰もが知っているような基本まで知らないとなると、事情は変わります。
話についていけず、頭の中でクエスチョンマークが点滅することになるでしょう。
コミュニケーションに支障が出て、流されることになるでしょう。
世間に疎いと、話についていくのが難しくなります。
「知りませんでした」「初めて知りました」ということが増えます。
「そんな話は聞いたことがない」となり、失笑を買うことになりかねません。
興味関心の対象は人それぞれですが、だからといって、世の中に無関心ではよくありません。
無知であることが、笑いにつながることもあるでしょう。
「純粋だね」
「無邪気でいいね」
「面白い人だね」
バラエティー番組で、ばかを売りにしたタレントがもてはやされていると「悪くないかも」と思うかもしれません。
無邪気な様子がユーモラスで、笑い話で済めばいいですが実際はどうでしょうか。
無知と無邪気は区別することです。
無邪気はいいですが、無知はよくありません。
無知は、トラブルにつながることもあります。
新手の詐欺があるとします。
「新手の詐欺トラブルが増えています。こうしたパターンに注意してください」
いくらニュースで注意喚起が促されていても、それを知らなければ意味がありません。
詐欺事件や悪徳商法に引っかかってしまい、ひどい目に遭うでしょう。
テレビで注意喚起されていても、それを知らなければ無防備になります。
詐欺師は、相手の無知につけ込んできます。
うまい話を持ち出して、言葉巧みな話術で誘導してきます。
相手の言うままにうなずいたりサインをしたりしていると、あっさり騙されてしまうのです。
世間に疎いせいでトラブルを招くことがあるのですから軽視できません。
世の中に詳しくなりましょう。
もちろん評論家やコメンテーターのレベルまで詳しくなる必要はありません。
世の中のことを普通に知っていればOK。
主要なニュースに目を通すだけで十分です。
世の中のことを知るにつれて見識が広がり、世の中の理解が深まります。
少なくとも「世間知らず」の状態は避けたいところ。
日々のニュースに目を通して、世の中の動向を確認しましょう。
世の中の今を知ることは、社会人にとって教養の1つです。
世の中に詳しくなると、話のネタが増え、コミュニケーションの底上げにつながります。
ちょっとした世間ネタが、コミュニケーションに役立つのはよくあること。
営業や商談の際、ちょっとした話ネタが役立って、成約につながることも珍しくありません。
特に詐欺事件や悪徳商法には注意の目を光らせてください。
悪い話に騙されないためにも、最低限の知識武装は必要です。
世の中を知ることは、知識欲を満たすだけでなく、身を守ることにもつながります。
私たちは「今」を生きています。
今を知ることは、今を生きている私たちにとって社会的任務です。
税制、法改正、政治、社会問題、社会の仕組み。
世の中を知らなくて困ることはあっても、知って困ることはありません。
芸能ネタに首を突っ込むのは野暮ですが、社会一般を知ることは教養として役立ちます。
世の中を知り、社会の動向を知っていれば、物事を有利に進められるでしょう。
「世知辛い世の中だ」
世の中を生きにくいと感じる人も多いでしょう。
だからこそ、世の中を知っておくことが重要です。
悲観的なニュースもありますが、その中から得られる知恵や教訓があるでしょう。
あるいは希望や可能性を見いだせることがあるはずです。
「知っていれば防げた」「知っているおかげで助かった」ということが少なくありません。
世知辛い世の中だからこそ、世の中に詳しくなっておくことです。
世間に詳しくなれば、トラブルを回避できたり有利に進めたりできます。
世の中に詳しくなることが「世渡り上手」につながっていくのです。